2016年4月30日
チーフの宮本です。
世間はゴールデンウィークに突入の様ですね。
ZOOMは5日・6日の臨時定休をのぞいて、連休中も営業しますのでよろしくお願いします。
本日の作業紹介は、最近登場回数が多めのF56JCWです。
もともと完成度が高い状態になっていましたが、さらなる進化を求めての仕様変更です。
F56JCWにお乗りの方は良くご存知でしょうが、この車両のタイヤ&ホイール選びはなかなかの曲者です。
フェンダーに収まるサイズでは、キャリパーをかわせない。
ショックを交換すると純正ホイールが装着できない。
とにかく内側にも外側にも余裕がないわけなんです。
そのうえで18インチのタイヤサイズは、205/40R18というちょっとレアなサイズで選べるタイヤが限られます。
そんなわけで、当初からポテンザを装着したいとお客様に言われながらも、泣く泣く別タイヤを装着していました。
しかしいよいよお客様の我慢も限界という事で、ボディ加工前提により良い性能を目指してポテンザRE-71R装着に踏み切りました。
選んだサイズは215/40R18で、元々より幅が広がる事がF56ミニにおいて致命傷の予感です。
フロントに関しては、ホイールのサイズチョイスが良かったためすんなり装着OK。
(そうはいっても内側外側ともにギリギリです)
リアのアウターは、がっつりフェンダーと干渉の気配がします。
樹脂フェンダーはたたき出すわけにはいきませんので、折り返し部分を加工してクリアランスを広げることにしました。
加工中邪魔になるインナーライナーはいったん取り外しましたが、こちらも少し加工を加えたうえで装着はしていますよ。
個人的にフェンダー加工は、最小限の加工かつ、ぱっと見ではわからないような状態が理想です。
ガバガバになっているとちょっと残念ですもんね。
そんなわけで、文章にしているとあっという間にフェンダー加工は完了です。
矢印で記載した部分から後ろへ向けてなだらかにクリアランスを広げる様に加工しましたよ。
加工が完了したらもちろんフルストロークテストです。
まさに紙一重とはこのことかという感じに仕上がりました。
タイヤを変更しましたので、これから走りこみながら車高やアライメントは再度煮詰めて行く予定です。
が、とりあえずつけただけでも非常に良い!
RE-71Rならではのケース剛性によりサスペンションのストロークが感じやすくなっていますし、その圧倒的なグリップでコーナリング性能はどこに限界があるのかわからないほどです。
ようは、快適性&運動性能どちらもアップを達成できてしまったってことです。
そのうえで、RE-71Rのカッコよさは今回も健在ですね。
立ち姿が一段と良くなりました。
まだまだ進化の止まらないF56JCWの今後の進化にご期待ください。
今回もスタイルコクピットZOOMをご利用いただきましてありがとうございました。