2015年2月5日
チーフの宮本です。
AP2型S2000のタイプSに、もろもろ作業を実施しました。
きっかけは昨年の走行会での不満点の解消です。
走行性能の向上が今回の最も大きな課題ですが、ナンバー付きで普段乗りも行うため、普段の使い勝手にも考慮したのが今回のポイントです。
まずは、走行会にて滑りを感じたクラッチの交換。
エンジンはノーマルということもあり、圧着力を向上しながらペダルの重さを感じさせないSPOON製のクラッチディスクとカバーを選択。
フライホイールはあえての流用品で、街乗りとサーキットの両立を狙いましたが、ここでは詳細を伏せておきます。
続いては、長らく使い込んできたオーリンズショックのオーバーホール&仕様変更です。
もともとハイパコのスプリングを使用してレートアップしていたところもあり、オーバーホールついでに仕様変更を実施しました。
現状の使用レートと今後の方向性、岡山国際サーキットでの目標タイムなどを総合的に判断し仕様を決定。
ショックに関しては7年以上の使用期間でしたが、オーナー様の使用状況が良かったためか基本パック以外では、フロントのピストンロッドのみの交換で済みましたので、比較的安価に作業完了となり何よりです。
その他細かいところではCSOさんのパーツで、フロントスタビの取り付け位置の変更とキャンバージョイントを装着しましたので、従来と方向性を変えたアライメントで仕上げました。
作業完了後の試乗でいつも感じるのですが、スプリングとマッチしたショックであれば、ハイレートであっても非常に乗り心地がいい!
乗り心地をメインに仕様変更したわけではありませんが、バランスのいい足回りは運転していても本当に気持ちがいいのでオススメですよ。
大きな足回りの変更となりましたので、これから煮詰めが必要ですが、第1段階としてはまずまずの仕上がりとなりました。
今月の走行会でのタイムアップに期待をしています。
今回もスタイルコクピットZOOMをご利用いただきましてありがとうございました。