2018年5月28日
先日、卸先からの作業であった事なのですが…
ランフラットタイヤ装着車のお客様で、
「クギを踏んで少しずつ空気が漏れていたけど、パンクしている事に気付けなかった」という事がありました、
気付いた時にはタイヤは偏摩耗し、サイドウォールが割れて交換が必要な状態になってしまっていたそうです。
パンクした時に決められた速度以下で一定の距離を走れるようになっているランフラットタイヤ。そのためにサイド部の強度がしっかりしているので、多少空気が抜けただけだと運転している本人は意外と違和感を感じないそうなんです。
もちろんほとんどのランフラットタイヤ装着車はパンクの警告灯などが付いているのですが、症状によっては警告ランプが付かない事もあるようです。
ヨーロッパ車のパンク警告灯は“タイヤの空気圧の異常を感知して知らせる”のではなく、タイヤの回転数が4輪でバラつきが無いかで監視している“間接式”という構造のお車が多いので、パンクしているタイヤ以外の3本も空気圧が低かったり偏摩耗しているとセンサーはパンクを感知できないんですね。
どんなタイヤでもやっぱり空気圧は定期的(月一回程度)は確認した方が良いなと感じる出来事でした。