2015年7月16日
チーフの宮本です。
風が強かったり、暑かったり変化の激しい気候ですが、昨日は社内訓練でスケートリンクで凍えてきました。
夏真っ只中、寒さまで体感することになろうとは夢にも思いませんでしたが、何とか体調はバッチリをキープ中です。
そんなわけでタイヤ専門店の当店では世間の皆様より少し早めに、冬に向けての準備も開始しております。
冬に利用するスタッドレスタイヤですが、夏のうちからの購入も可能ですので、いますぐの見積もりやご予約も大歓迎ですよ。
今回の社内訓練の内容は、
〇スケートリンクでのスタッドレスタイヤの性能比較。
〇一般道路での夏用タイヤとスタッドレスタイヤの性能比較。
の2点がメインです。
実はこのような訓練は、何度も受けているのですが、今回はちょっと違った試みがありました。
運転体験だけでなく助手席や後部座席にも試乗を体験し、新たな発見がありました!
登場より一番人気を継続中の【ブリザックVRX】ですが、一般的な夏タイヤと比べて、雪や氷のない舗装路での性能も劣らない(むしろ高性能?)とのお声があります。
わたくし自身も、音の静かさや乗り心地の良さ、ハンドリングともきわめて高性能だと感じていました。
そのうえで後席での新発見!
運転しているときよりも後席の方が違いがはっきり判ります。
特に音の静かさ、乗り心地の良さは今回比較をした某ブリヂズトン製夏タイヤよりも高性能です。(個人の体感です)
つまりは、運転をされない奥様やお子さんにもVRXは大いに価値があるんです。
(奥様はここ大事ですのでメモをお願いします)
更に幸か不幸か(?)今回の試乗の同乗者の中に、他店の新人スタッフがおられました。
新人らしくタイヤの事はまだあまり詳しくないとのことです。
そんな新人さんの舗装路試乗後のコメントです。
『音が静かで乗り心地がやわらかいことはわかったけど、ほかはあまりわからない』
『なんとなく直進性は、VRXの方が良い気がする』
とのことでしたが、こちらも大事なところです。
詳しくないからこそのとても大事な評価なんですが、夏タイヤとの違いが判らないってことが実はとてもすごい事なんです。
本来雪や氷の路面の性能向上を目指すスタッドレスタイヤは、乾燥路面や雨によるぬれた路面を苦手とします。
その苦手分野で夏タイヤと遜色ない。これはとてもすごい事なんですよ。
続いてはメインのスケートリンクでの氷上性能比較です。
まずは、危険すぎて車では実験不可能な夏タイヤでの氷上走行を3輪車にて体験です。
勢いよくペタルを漕ぐと、タイヤが滑って加速することができません。
そろーっと漕ぐことでようやく加速をしたかと思うと、今度はブレーキもハンドルもいうことをきかないため、壁に向かって一直線です。
そんな危険を体感した後に、スタッドレスタイヤを装着した3輪車に乗ると、加速・コーナリング・ブレーキすべて自由自在です。
3輪車ですらこんなに違いがあると知ると冬道を夏タイヤで走行しようとは思えませんね。
その後は、同一車両を用いたスタッドレスタイヤの違いによる性能比較です。
主な項目は、加速性能・ブレーキ性能・コーナリング性能です。
安全性を確保するため制限速度は時速20kmまでのテストとなりますが、たった20kmでも性能差は歴然です。
今回のテストで特にわかりやすかったのは、加速性能とブレーキ性能です。
この辺りは坂を登れるかどうかの分かれ道になったり、いざというときの制動距離の差になりますのでとっても重要です。
改めてのご紹介ですが、現在最高性能のブリザックVRXであっても全く滑らないというわけではなく、ほかと比べて滑りが少ないということはとても重要です。
冬用タイヤには現在『これ以上は不要な過剰性能です』と言えるような商品はまだ存在しないってことですね。
その辺を知っていただくと選ぶ商品が変わってくる場合がありますので、是非参考にしてください。
当然ですが、ZOOMはタイヤ専門店ですので確かな知識と技術でスタッドレスタイヤを販売いたします。
シーズン前の今から情報を収集して正しいスタッドレスタイヤ選びのために、是非スタイルコクピットZOOMをご利用くださいませ。