2009年2月12日
今回BRAXトゥイータのMATRIX1.1を当店オリジナル加工改良しました。
MATRIX1.1トゥイータは高域特性が良く、とても抜けのいいサウンドを提供してくれますが、
時間が経過すると音が暴れだすような感覚に陥ることがあります。
これについては以前から気になっていたのですが、エージング(鳴らし込み)不足や
トゥイータの特性なのかなと思っていました。
それを確かめるためにキックパネルを外し、トゥイータを外そうとした瞬間に、
原因が分かったような気がしました。
それは、トゥイータを固定するためのリングナットが緩んでいたため、
トゥイータが遊んでしまい、音が暴れるのではないかと。
それできちんと閉めなおし音を出してみますと、音が完全に復活しました。
この経験から、以前より考案していた対策を実施してみました。
画像中央を見ていただくと、左のリングナットはノーマル状態で、右が今回加工改良したものです。
リングナットを手で閉めてまわらなくなったところで、イモネジでロックする方法です。
右下のリングはイモネジがトゥイータベースへの食い込みを防ぐ為、ワッシャーも製作してあります。
これで、BRAXの欠点が克服されて、
すばらしい音がずっと聴けるようになったことは言うまでもありません。
またMATRIX1.1用に当店でスピーカー端子ビスを製作し、
これまでとは違うMATRIX1.1に仕上がっています。
今回紹介した加工改良は、当店に素材を送っていただければ、いつでも出来ますので
興味のある方は、お問合せください!