2022年3月21日
皆様こんにちは
「高知のタイヤ屋なのにナビやスピーカー取り付けも得意なお店!」
コクピット55の朝子です(^-^)
さて本日ご紹介するのは、
私の入社前からずっと当店をご利用頂いている
トヨタ カローラ フィールダーの“超”常連さん。
ちなみに今回は、
「朝子君、奥さんの車が全部のスピーカーから音が出なくて
車内が無音の状態になってるんだけど
ちょっと見てくれない?」
という、かなり珍しい内容のご相談を頂きました(・_・;)
そんなフィールダーのオーディオシステムの内容は、
新車時にクルマ屋さんで取り付けたという
社外ナビ+純正スピーカーの組み合わせだったんですが、
とりあえずナビの設定を確認しても
全くおかしいところは無いし、
4つのスピーカーが一気に故障する可能性も考えましたが
限りなくゼロに近いかと・・・(;一_一)
なので今回は、とりあえずお車をお預かりして
各部を詳しく点検することになりました!
まずはナビ本体の配線チェックからスタートしましたが、
カーナビやカーオーディオは
どれかのスピーカー配線がショートすると
全部のスピーカー出力を止める保護回路がありますので
今回の故障内容と一致するんですよね!
ちなみにショートしているスピーカー配線を外すと
他のスピーカーは鳴り始めますので、
どのスピーカー配線がショートしているのかも
このチェック方法で判別出来るんですよ!(^-^)
しか~し!
各スピーカー配線を一個ずつ抜いていっても
状況は全く変わらず
“The 無音” のまま(T_T)
「原因は日頃の行いですね!」と
そのままお車を返すことも検討しましたが(>_<)
とりあえず “なんちゃってプロ” なので
そこからさらなる探求の旅へ出かけてみました!(T_T)
次にドアの内装を外し、
まずはフロントスピーカー本体を点検してみたんですが、
一般的な国産スピーカーの抵抗値を測定すると
4Ω近辺の数値が出るんですが、
このスピーカーを測定すると、導通すら無い!(・_・;)
気になったのでリアスピーカーも測定してみると
なんと全く同じ状態だったんです!(・_・;)(・_・;)(・_・;)
ということで、
今回の故障は
全部のスピーカーが内部断線と判明!
でも先ほど言った通り
全部のスピーカーが一気に断線するのは考えにくいんですが
とりあえずオーナーに診断結果を報告してみると、
「あれから奥さんに詳しく聞いてみたんだけど、
だんだん音が小さくなっていって
こないだ無音になったって言ってたよ!」
という衝撃の経過報告が!(T_T)
ちなみに今回の故障を総合的に判断すると、
「フィールダーは走行距離が約250000kmということもあり
劣化で各スピーカーが一個ずつ断線。
ただ音量を上げれば普通に聞けていたので
最後の一個が鳴らなくなったところで故障が判明して来店した」
という内容が一番正確な表現だと思われます。
(ナビを外した時に抵抗値を測定してたら、もっと早く判明したんですけどね(T_T)
そんな感じで故障内容は判明したんですが、
この先ずっと “The 無音” なのは
あまりにもキツイということで・・・(>_<)
今回は前後のスピーカーを
「カロッツェリア TS-1740Ⅱ」に交換!
そんなTS-1740Ⅱは、
かなりお手頃価格なのに純正以上の音質なので
今回のような修理の方にも
オススメのスピーカーですよ!(^-^)
最後にナビの電源を入れると
4つのスピーカーから音が出ているので
“The オーケストラ” に変身!
もちろん以前の無音とは比べものにならないので
今後は通勤が楽しくなりますよ!(^-^)
ちなみに今回の故障内容は、
私も初体験のレアケースでしたが、
例えばたまに起こる故障のケースだと
お店で点検する時は正常なことも多く
なかなか故障内容が分からないこともあります。
そんな時には携帯の動画などで撮影しといてもらうと
故障内容の判定がスムーズに行えることが多いので
カーオーディオを愛する皆様は
頭の片隅で覚えといて下さいね!(^-^)
オーナー、今回もお買い上げ頂き本当に有難うございました。
これからは4スピーカーが奏でるオーケストラを
思いっきり堪能して下さいね!(^-^)
今後とも末長く宜しくお願い致します。
コクピット55
高知県南国市田村乙2086-5