2016年5月16日
チーフの宮本です。
厳しい態勢で作業を行うと体の節々が痛みます。
痛みがなかなか取れないのは年齢のせいでしょうか? 仕方がないのでしばらくのんびりさせていただこうと勝手に思っています。
そんなわけで、体の節々が痛くなった作業の紹介です。
V36スカイラインクーペのエキマニ&マフラー交換を実施しました。
V型エンジン搭載車と言う事で、狭いスペースでこつこつこつこつ作業ですよ。
まずはエアクリーナー・サクションパイプなど作業スペース確保の為、どんどん外していきます。
ずいぶんすっきりはしましたが、やっぱり狭い(涙)
腕は擦り傷まみれになりますが、車両を傷つけないよう注意しながら作業継続です。
知恵の輪状態で純正エキマニの遮熱板を取り外すと、ようやく純正エキマニとご対面です。
流石高級車両らしく純正もたこ足形状になっています。それでもちょっと口径は排気量に対しては細めかな?
工具も手も入り難い中ですが、ボルトナットを順番に外していけば片側取り外し完了です。
(いつものことですが文章ではあっという間です)
繰り返しですが、V型エンジンの為、反対側も同じ作業を実施します。
スペース的には助手席側の方がちょっと狭めですね。
(エアコン配管がかなり邪魔です)
折角なので、取り外した純正エキマニとインパル製エキマニをちょっと比較。
どちらもたこ足形状には違いありませんが、口径も違いますし取り回しも全然違います。
(これが後程更につらいことに)
何より鏡面仕上げの美しさが味気ないノーマルと、まったく違ったカッコよさですね。
触媒は再使用しますので、移植をします。
そんな合間に車両側ではエキマニが外れているすきに、遮熱材をエキマニ付近の配管に巻き付けていきます。
インパルさんの親切心に涙を流しながら、大量の遮熱材をあちらこちらに取り付けしました。
遮熱処理が完了すれば、エキマニを車両に装着。
文字にすればもはや1行の仕事ですが、パイプのレイアウト変更に伴い、純正よりも更に工具スペースが確保できません(涙)(涙)
少ししか工具が動かせない中、こつこつこつこつ時間をかけて装着しました。
ちなみに取り外し時は、触媒 + エキマニ一体で取り外しましたが、取り付け時はスペースが狭いため別々に装着を実施しましたよ。
苦労して取り付けたわけですが、エアクリ&サクションパイプを元に戻すとほとんど見えなくなってしまいました。(涙)(涙)(涙)
機能パーツと言う事で、性能面で頑張っていただきましょう♪
ここまでくれば、サクラム製のサイレンサーはチョチョイのチョイで装着完了です。
早速エンジンを始動してみると・・・。
文章でしか伝えられないのが残念ですが、サクラムらしく回転上昇と連動して甲高い快音が響きます。
それでいてアイドリング時は、ノーマルとほとんど変わらないほどの静かさ。
これぞスペシャリティカーらしい仕上がりとなりました。
オーナー様は今回初めて当店ご利用のお客様で、足廻りやタイヤホイールの交換などはDIYでこなす方です。
ちょっと難易度の高い作業はご依頼いただきつつ、DIYも絡めて今後の進化に期待しましょう。
今回もスタイルコクピットZOOMをご利用いただきましてありがとうございました。