2016年4月26日
チーフの宮本です。
タイヤ専門店のZOOMです。
タイヤ交換の合間に時々足回り作業も実施中です。
合間作業ですのでまだまだ勉強不足は否めませんが、日々成長をめざし修行中ですのでよろしくお願いします。
そんなわけで本日の日記は、いつもと趣向を変えて足廻りのうんちく話です。
今回は車高調とセットの直巻きスプリングについて。
車高調を仕様変更する際に、スプリングも変更する事もあります。
そんなときに硬くしたいとか柔らかくしたいとかでスプリングレートを悩んだりするわけですが、それプラス長さにこだわるのがZOOM流です。
何件か仕様変更をした車高調の写真を掲載していますが、そのほとんどが調整範囲の残り代が少なくなっています。
ここだけを見た場合に、車高をめいいっぱい下げていると受け取られることがありますがちょっと違うんです。
設定したい車高・使用したいレートを決めたうえで、出来る限り『長いスプリング』をチョイスしたことで残り代が少なくなっているわけです。
長いスプリングを使用するメリットは様々ですが、基本的にはスプリングの有効ストロークをたくさん取れることで、きちんとタイヤを接地させることが可能です。
いわゆるしなやかな脚ってやつに貢献する感じです。
詳しくは足廻りに詳しい専門サイトを参照ください(笑)
そうは言いつつも長ければ何でもいいわけではありませんので、例外のケースのように短いスプリングを使用することもあります。
短いスプリングのメリットは、ステアリングレスポンスの向上により機敏な動きを演出できることなどです。
ハイレートで短いスプリングを使用すると、伸び側ストロークが不足するためヘルパーを併用する場合もありますが、そんなことを考えているとスプリング選びって本当に難しいですね。
ZOOMも時々仕様変更やスプリング変更も実施していますので、興味のある方は店頭にてご相談ください。
余談ですが、仕様変更品の写真を探しているとベースとなるショックはオーリンズがたくさんです。
思えば当店のお客様で完成度の高い印象の車は、オーリンズベースのオリジナルバージョンがほとんどです。
数年前からオーリンズ以外のショックで、満足度の高い仕上げを目指していますが、なかなか思うところにたどり着けてはいません。
2016年こそは、別のショックでのより高い完成度を達成したいと思います。
まずは緑の実験号を頑張って仕上げていきますよ~。
タイヤの性能をきちんと発揮するための、足廻りの相談はZOOMにぜひお願いいたします。