2015年10月20日
チーフの宮本です。
本日の作業紹介は真っ赤な86です。
え?昨日と同じ車両??という声が聞こえてきそうですが、昨日は真っ赤なBRZですので別の車両ですよ。
今回の重要ポイントは作業内容もさることながら、オーナー様がかわいい女性と言う点です。
女性オーナー様から、秋の走行会シーズンなので走行準備の作業依頼を頂きました。
男性陣も走りの面では負けないでくださいね~♪
ということで、今回の作業内容は岡山国際サーキットの走行会や普段の渋滞中も水温がちょっと高めと言う事でラジエターの交換です。
近頃は様々なメーカーからラジエターが販売されています。
リーズナブルなものもあれば、かなりの高価な商品もあります。
そんな中チョイスした商品は、KOYORADのタイプMです。
理由はシンプルでラジエター屋さんが作ったレーシングラジエターだからです。
餅は餅屋とはよく言ったもので、ラジエターを作らせたらラジエター屋さんがすぐれているはずです。
純正ラジエターもサイドタンク形状ですしスポーツモデルとして設計はされていますが、比較すると一目瞭然。
厚みは純正の16mmから36mmへと倍以上の容量です。
それでいて無加工ポンづけOKですから、さすがの作りです。
詳しくはカタログを参照いただきたいのですが、こちらの商品はキチンを冷却性能があがりかつ軽量化にも貢献すると記載されています。
よくよく見ると冷えるという記載がないメーカーもありますから、カタログもよく見てみるものです。
各種有名メーカーからもラジエターは販売されていますが、KOYORADはオススメですよ。
作業の方を紹介すると、86のラジエター交換はやや工数が多めです。
まずはバンパーを脱着し、画像2の黄色〇部分のコアサポートを外します。
それでようやくラジエターとご対面です。
元に戻すと見えなくなるのはちょっと残念ですが、機能部品ですので性能で活躍して頂きましょう。
純正ラジエターを外したら、後は戻すだけ。
言葉にすると簡単ですが、元とサイズが違うため装着に難儀することもあります。
しかし、さすがラジエター屋さんの設計したラジエターです。
寸分の狂いなく純正ステーを装着可能。もちろんエアコンコンデンサーやその他部品との干渉もまったくなしでした。
装着が完了すれば、最後は一番大事なクーラント注入とエア抜きです。
せっかくのラジエターもエア抜きがきちんとできていなければ、性能を発揮できませんのできっちりとエア抜きを実施します。
エア抜き中の同時チェックは、水漏れチェック。
漏れないのが当然ではありますが、安物ラジエターで新品から水漏れなんてこともありますので、いつも通りきっちりチェックします。
今回は全く問題なしでした。
参考に、今回のラジエターではエア抜き分も含め約8リットルのクーラントを使用しました。
厚みが増した分、クーラントの絶対量が増えているわけですが、こちらも水温の安定に貢献するため見逃せない部分ですね。
そんなこんなで作業はバッチリ完了です。
走行前に再度点検をさせて頂きますので、その際に冷却性能の報告をお待ちしております。
走行会時は、現地にサポートに伺いますのでタイムアップに期待してますよ~。
今回もスタイルコクピットZOOMをご利用いただきましてありがとうございました。