2018年12月23日
なにかと忙しい12月も、あっという間に残すところ約1週間!
当店でも、12月に入って連日大忙しだったスタッドレスタイヤへの交換作業が、
この3連休でピークを迎えそうです(少しホッとしてます(^u^))
ちなみにそんな当店で、冬場の作業で欠かせないアイテムが、
保育園でお絵描きの時間によく使った「クレパス」
「えっ?もしかして?あまりの忙しさに嫌気がさして、画家に転職する?」
確かに、地球外生物を描くのはかなり得意ですが・・・(T_T)
実はこのクレパス、夏用タイヤから冬用タイヤに交換するときに、
元々装着していた場所を記入するのに使っているんですよ!
(FR=フロントの右、FL=フロントの左、RR=リアの右、RL=リアの左という意味です)
横に置いてあった他のお客様のタイヤにも、同じように記入していますね。
ちなみに、なんでこんな事をしているのかと言いますと、
お店によって、元位置を書いたステッカーを張ったり、手書きのガムテープを張ったりと、
やり方は様々ですが、
要は、春に夏タイヤへ交換するときに、この元位置を参考にしながら、
ローテーションのやり方や(前後にするか?クロスにするか?)偏摩耗の確認、
その結果、アライメント調整の判断基準になったりもします。
こうすることで、高価なタイヤをより長持ちするように取り付けしているんですよ!
でも・・・
「その理由は分かったけど、なんでチョークやクレヨンじゃだめなの?」
そんな疑問を抱いたあなたは鋭い!!!
実は私も、入社当時同じ疑問をもちまして、
試しにチョークやクレヨンを使った事があるんですが、
記入したチョークを手で擦ると、すぐに消えてしまいますし、
クレヨンもクレパスに比べると、少し消えやすいことが発覚!
(気になる方は、クレヨンクレパスの違いで調べてみてください)
でも油分の多いクレパスを使う事で、短時間に消えにくい文字を残すことができますし、
車が走行すれば、地面との摩擦で勝手に消えてくれるので、作業時間の短縮にもつながり、
忙しい冬場のタイヤ屋さんにとっては、かなり重宝するアイテムなんです!
これは、昔のタイヤ職人が現代のタイヤ職人に残してくれた伝承の技!
この先も絶やさず、次の世代にも伝承していきたいと思っています。
ちなみに、今回S007Aから
VRX2に交換されたプリウスPHVのお客様。
今回は何度もご来店いただき、本当にありがとうございました。
今後とも末長くよろしくお願い致します。