2017年4月26日
いままで数々のこだわりパーツを装着してきた、”あの”N-ONE(JG1)にお乗りの常連さん。
思い返せば今年の年明け早々、
「朝子君、そろそろやるでぇぇぇ~!」
とご注文いただいたのは、しなやかな乗り心地で定評のある「オーリンズダンパー」
そのうえ今回は、オーナーが希望された車高や乗り心地を忠実に実現するために、
オーリンズの特注製作で有名な、ウプランズさんでワンオフ製作していただきました。
ちなみに製作の流れを簡単にお伝えしますと、
まず現状のダンパーを採寸して、ケース長やストローク量などを細かく計測。
そのデータをもとに、希望の仕様や乗り心地などをウプランズさんと打ち合わせし、
ただただ数ヶ月待つのみです・・・・・(-_-)
そして先日、ついに待望のウプランズ製オーリンズダンパーが到着!
フロントは剛性の高い倒立式で、
減衰力の調整部は、倒立式なのでもちろん下側。
ちなみに今回は、リアも調整部が下側になるように製作したので、
調整時に内装を外す手間が省け、とっても便利そうですよ~(^.^)
さて作業の方は、まず新品のアッパーマウントなどの純正部品各種と、
以前使っていたアイバッハスプリングを事前に組み付け。
ちなみに以前から、ほんっっっっとに何度も作業したお車なので(^_^)
車体への組み付けはあっという間に終了しました!
そんな黄金色に輝くフロントの完成図はこちら!
リアの完成図
リアの減衰力調整部は、この部分です。
(あっ、知らないうちにステッカーも貼ってるし( ・_・;))
そして最後の仕上げは、以前取り付けたEZカムを使い
フロントキャンバー角度まで細かく調整する「匠のアライメント」を実施。
そして全ての作業終了後、オーナーと一緒に試乗へ出かけましたが、
狙い通りのストローク量が確保できたので、驚くほどダンパーがよく動く!
さらに減衰力をいろいろと変更し、1段1段の変化量に驚きながら
ちょうどのポイントを探し出すと、
「車体はあまり動かず、ダンパーだけが動いているような、とってもしなやかな感じ♪」
おおげさに言うと、ずっと舗装の良い直線を走っているような感覚です!
試乗後お店に帰った時に、オーナーから言われたのが
「朝子君、今回は本当にありがとう!」
という一言。
その満面の笑顔を見たときに、今までの苦労は全て吹き飛び、
「この仕事で良かったな~」とあらためて思いました。(^.^)
今回は、長期間お待たせしてしまい、大変申し訳ありませんでした。
念願のオーリンズで、上質な走りを思う存分楽しんでくださいね。
今後とも宜しくお願いいたします。