2015年6月4日
最近復刻版も発売になった人気のお車、ランドクルーザープラド(KZJ78W)。
今回は、そんなプラドにお乗りの常連さんからご相談があり、
「店長、このトラックみたいな乗り心地はなんとかならんろうか?」
と、足回りのご相談がありました。
今までの経歴や不満点を把握するために(ここが重要です!)、さらに詳しくお話を聞いてみると、
新車時はトヨタの電子制御サスペンションTEMS(テムス)が付いており、
そのTEMSが故障した数年前に、代替品の純正ダンパーに交換したそうです。
でもそれ以来、街乗りでは突き上げ感が多いのに、カーブではロール(横揺れ)が多いのが
かなり不満だったとのこと。
そこで、そんなお客様の不満点を全て解消すべく、今回私がオススメしたワンオフダンパーが、
愛知県にある老舗ビルシュタインチューナー
「エナペタル」
長年のモータースポーツで培った高い技術力と、お客様の要望に合わせたワンオフダンパー製作では、
以前からかなり有名なメーカーです。
そんな内容をお客様にご紹介すると、「店長に任すわ!」と言っていただき、早速製作開始。
すぐにエナペタルさんに連絡すると、いつもの事ですが快く相談にのってくれましたよ(^.^)
そして詳しく話を聞いてみると、この時代のランクルは純正ダンパーが数種類あり、
まずは現物の確認が必須とのこと。
そこで今回のダンパー製作順序をご説明しますと
①純正ダンパーを外してエナペタルさんへ送付
②エナペタルさんに到着後、純正ダンパー各部の採寸と減衰力の測定(不満点の洗い出し)
③当店に返却後、再度純正ダンパーをお車に装着し、普段乗れるようにして、完成を待ちます。
そして待つこと約一ヶ月で、お客様のご要望にあわせたスペシャルワンオフダンパーが到着!
私もワクワクしながら取り付けを完了し、最後に仕上げのアライメントを調整します。
完成後、すぐに試乗させていただきましたが、街乗りではかなりしなやかな動きになり、
カーブでのロールも極端に減少!
そのうえ私も驚いたのが、交換前に「なんだか疲れるな~」と思っていた
直線でのハンドルの微修正が、ほぼ無くなったこと。
なので、運転していてもハンドルを軽く握っているだけで真っ直ぐ走行できますので、
かなりラク~~~~~になりましたよ(^.^)
ちなみにお客様も大満足でしたよ(^_^)(^_^)(^_^)
今回のように、お客様のご要望に合わせたダンパー製作も、当店では得意な作業の一つ。
長年の経験からお客様のご希望を細かくお聞きし、
あなたにピッタリのダンパー製作をお手伝いさせていただきます。(車種によっては製作できない場合もあります)
今回はワンオフ製作のために長期間お時間をいただき、本当に申し訳ありませんでした。
でもお待ちいただいた甲斐もあり、今回のダンパーはかなり良い仕上がりになったと思います。
これからもプラドを大切に乗ってあげて下さいね。
今後とも宜しくお願いいたします。