2015年5月12日
以前、オーディオ関連をカスタムさせていただいた今回のお客様。
最近お車を買い換えられたそうで、
「朝子君、今度はナビを頼むで~!」
とお電話があったんですが、車種を聞いてみると
なんと!世界が誇るスポーツカー「フェラーリ 360modena」じゃありませんか!?( ・_・;)
実は輸入車の中でも、オーディオ関連の資料が極端に少ないのがこのフェラーリ。
でも、今回も当店にご相談いただいたお客様の期待に応えるべく、いろいろと下調べをして作業開始となりました。
お車をお預かりした時、すぐに私の目に入ったのが伝統的な跳ね馬のシンボルマーク!
ついつい私も、あこがれのシンボルマークになってみましたが、
なんだか「悪霊退散」のお守りみたいになっちゃいました・・・(汗)
さて今回のモデナは、もともとオーディオスペースが1DIN分だけなので、
モニターが立ち上がるタイプの「カロッツェリア サイバーナビ AVIC-VH0099」をチョイス。
HDDが内蔵されているナビ本体は、1DINのBOXを追加して取り付けします。
そしていよいよ取り付け作業開始!となるんですが、いつもと同じように地デジアンテナを貼り付けるため、
ダッシュボード横のAピラーのカバーを外そうとすると、内部にネジがあることが発覚!
そのネジを緩めるためには天井のフロント部分を外す必要があり(少し汗)、
そのフロント部分を外すためには天井サイド部分を外す必要があり(汗)、
そのサイド部分を外すためには天井後方とBピラーのカバーを外す必要があり(少し多めの汗)、
天井後方とBピラーのカバーを外すためにはロールバーを外す必要があり(大汗)、
ロールバーを外すためにはシートを外す必要があることが発覚!(滝汗)。
ということで、ナビ取り付けでは異例のシート外しから作業開始です(T_T)(T_T)(T_T)
ちなみにこのシート、レザーなのは見て分かりましたが、裏側を見てみると、
なんとカーボン!そのうえ質感から推測すると高価なドライカーボンではないかと思われます。
輸入車は確かに高価なんですが、一つ一つの部品を細かく見ていくと、
こんな感じでこだわりのパーツが装着されているので、作業していても実は楽しいんですよ(^.^)
ちなみに内装を外していく時に発見したのが、画像のようなピンの折れ。
何ヵ所かあった上に、国産と違ってピンがスライドで抜けない構造だったので悩みましたが、
そこはいつもの応用力を活かし、ピッタリサイズの国産車用を流用して、
純正よりピッタリフィッティングするように加工しました。
お客様に全てを任されている以上、見えないところは見えるところ以上にこだわってますよ(^.^)
さて、そんなフルレザーの内装を全て外すと、いつも通りのナビ取り付け。
シートが無いので、狭いツーシーターの車内では、逆に作業がはかどります(^_^)
そしてナビ関連のパーツを全て取り付けし、内装をもとに戻すと作業は全て終了。
いつもより少し時間はかかりましたが、クルマのいろんな細かい部分や電気的な事など、
「へぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
と、個人的にもたくさん勉強させていただきました。
これからは心地よい音楽を車内で聴きながら、最高のフェラーリサウンドを楽しんでくださいね♪
今後とも宜しくお願いいたします。
(ご協力いただいた関係各位の皆様、本当にありがとうございました!)