2015年3月22日
「RX-7(FD3S)を乗られている方は、7を愛しているのでクルマを乗り換えない!」
これは私が以前から思っている事ですが、今回の常連様もそんな一人なんです。
実は以前から「ライトが開かない」「オイル漏れ」など細かい部分の故障はあったんですが、
今回は、
「朝子さん、ターボのブーストがかからず、一定以上回転が上がらない(T_T)」
と少し深刻な感じでお電話がありました。
そこでトラブルシュートをして判明したのが、シーケンシャルツインターボを駆動している
ソレノイドユニットの故障(最上段右画像の赤丸部分です)。
故障を検知した純正コンピューターが、エンジン本体を壊さないようにするために、
保護回路が働いて、一定以上に回転を上げないようにするための症状だったみたいです。
お客様にこの内容・おおよその金額を報告すると、即座に発注!
「今後も長く乗れるように!」というご希望もありましたので、ソレノイド交換時に必ず交換しておきたい、
プラスチックのように硬化した、画像にあるような各種バキュームホース(数10本)も同時交換しました。
その時だけのごまかし的な修理ではなく、お客様の今後のニーズに合わせた修理はとっても重要な要素です。
さて、作業の方は順調に終了。作業中に気がついた、プラグコードとプラグや、
画像にある樹脂が溶け出したノックセンサーもついでに交換させていただきました。
その時には金額負担がありますが、後で工賃を2重に支払って購入するよりは、
かなりリーズナブルでお客様にとっても重要なメリットだと思います。
全て交換後、最後に試乗させていただきましたが、
ロータリー独特のどこまでも上昇するような、軽やかな吹け上がりが復活!
お客様もひさびさの全開に、かなりご満足されていましたよ(^_^)
今回は長期間お待ちいただき、大変ご迷惑をおかけしました。
今後と末永く宜しくお願いいたします。