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セレユニット修理

2013年10月14日

今日の作業ですが、今日はネタが無かったので、

先日の作業ひとつ紹介してみます。

イタリアの某メーカーの2ペダルMTのユニット修理です。

夏休みで帰省中にユニット故障の警告がメーターに表示されそれとともに

車に鳴り響くブザーの警告音、しかもなかなかリバースギヤにシフト出来ない

との症状で点検の依頼を受けました。

当店の診断機を繋いでみましたが、ミッションはサポートしていませんでした。

いつも、色々と無理な注文を聞いて頂いている近所の知り合いの工場に

お願いし、ミッションまでサポート出来る診断機で診断してもらうと

「作動用の油圧が保持出来ずエラーが出ている」との診断結果が

どこかで油圧が漏れているか蓄圧出来ていないようです。

部品の単品での供給はなく、通常はユニットアッセンブリー交換で

新品純正部品が数十万円の部品代になってしまいます。

この値段には私もお客様もビックリ!!

新品かもしくは中古のユニットを使用するかで中古のユニットを探していたら

お客様がネットの情報で「ユニット内部のOリングを交換すると治るかも」との情報が

早速、検索してみると確かに同じ症状でユニットアッセンブリー交換になる為

修理に挑戦している方がいらっしゃいました。

その内容を参考にだめもとでユニットを分解しOリングを交換してみました。

(ピッタリサイズのOリングは入手が困難なため若干大きめの近いサイズを選択しました。)

(ネットで修理されている方も少し大きめの物を使用していました。)

Oリングを交換し元どうりに組み上げて作動油を注入し作動テストです。

ところが・・・?

室内に鳴り響く警告音!!!! まだ治ってない!!!

どうも、油圧の蓄圧が出来ていない様子です。やっぱりダメだったか・・・・

蓄圧用のアキュームレーターもダメなようです。

お客様にアキュームレーターもダメで、もうユニット交換しかないとお伝えすると、

とあるイタ車専門のショップでアキュームレーターの在庫を持っているとの情報が

問い合わせてみると「通常の補修部品でメーカーより供給している」との返答が、

早速、部品屋さんに確認してみるとメーカーに在庫有りとのこと急いで注文しました。

届いた、新品のアキュームレーターに交換し作動チェックです。

キーを差し込みイグニッションオ~ン、シフト操作・・・・

警告音なーし、エラー表示なーし、よーし治った!!!!

その後、知り合いの工場で診断機にてリセットとキャリブレーションをしてもらいました。

今回は、お客様からの情報で修理することができました。ありがとうございました。

ただし、ネットの情報には肝心なところが伏せてありユニットの取り外しに悩みました。

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