2012年2月4日
このところ毎日寒い日が続いております。
連日の降雪で当店の駐車場の雪も日影は凍結し氷になりなかなかなくなりません。
今日の作業はこの凍結した雪が原因のトラブルです。
昨日の夜のこと、いつも当店をご利用いただいているお客様よりの点検のご依頼です。
時速80km/h位での走行で車体の振動がひどく、
M/Tのシフトノブがかなり大きく左右に揺れ、
1速と2速のギヤチェンジが、かなり重くなったとのことでお預かりすることに
(症状からするとエンジンマウントあたりが怪しそう)
さっそくリフトアップし点検です。下回りは一見、異常なさそうに見えました。
メンバー裏にあるマウントを見てみるとなんと
エンジンマウントとシフトリンゲージとサスメンバーの三つが
ここに詰まった雪が凍りつき固まって一体化していました。
原因は本来ならエンジンルームの熱で、ここに溜まった雪は溶けるはずが
あまりの寒さに溶けずに凍り固まってしまったようです。
この氷の塊のせいでシフトリンゲージが重くなり、
エンジンマウントが振動を吸収できずエンジンの振動が車体に伝わったようです。
この氷の塊を除去すればよいのですがかなりの硬さに固まってしまい
ドライバーで突こうがビクともしません。作戦変更です。
ヒートガン(業務用ドライヤー)で溶かしてしまうことにしました。
さすがヒートガンみるみる内に氷が解けていきました。
氷の塊が無くなるとシフトも軽くなり車体に振動も無くなりました。