2009年6月5日
無料安全点検中に、リヤのブレーキパッドが摩耗していた為
新しいブレーキパッドに交換したところ、
なぜか車輪の回転が重くブレーキの引きずりの症状が出てしまいました。
ピストンやスライドピンの固着を確認するため、
もう一度、分解し組み付けを確認しましたが、パッドやキャリパー、ピストンには
異常ありません。パッドとキャリパーを外して回転させるとスムーズに回転します。
しかし、パッドを組み付けキャリパーを取り付けると回転しません。
原因は、やはりパッドかキャリパーのようです。
なかなか原因が見つからず取り外したパッドを見ていた時です。
摩耗の仕方が何か変だ。よく見ると異常に斜めに摩耗しています。
どうしてこんな異常摩耗しているのか原因を探します。
キャリパーとパッドを取り外し、今度は見方を変えてみました。
そこで、やっと原因が判明しました。
なんとリヤのスピンドルが曲がってキャリパーブラケットとローターの
位置関係が斜めになっているじゃありませんか
どうやら後輪に強い力を受けスピンドルが変形し、それに合わせて
パッドが斜めに摩耗したようです。新いパッドを組み込むとキャリパーが
斜めになり動かなくなっていたのでした。
スピンドルはリヤアクスルと一体のためメーカーに注文し取り寄せるので
後日交換することになりました。
応急でキャリパーブラケットにワッシャーを追加し角度を補正し
引きずりを解消しました。
画像上段
ローターが斜めになってます。
画像下段
ワッシャーを追加し角度補正
こんなこともあるんですね、とても勉強になりました。