2020年3月16日
皆様こんにちは
自称「高知のアルトワークス・アルトターボRS屋さん」コクピット55の朝子です(^-^)
さて本日ご紹介するのは、
以前、BBSホイールやブリッツのターボキット、クスコ車高調などをご購入いただき、
こだわりパーツが満載となった、アルトターボRS(HA36S)の常連さん。
今回は、昨年から待ち続けていた “あのパーツ” がやっと入荷したので、
オーナーに連絡してみると、「すぐ行きます!」と即日入庫!
そんな誰もが気になる “あのパーツ” とは?
ターボ車の冷却系パーツではとっても重要な役割を持つ、「インタークーラー!」
ここでインタークーラーの役割を少しご紹介しますと、
ターボ車は、タービンと言われる過給機で圧縮された空気を大量にエンジンへ送り込むことで、
NAエンジンに比べ、パワーが飛躍的に向上するシステムなんですが、
空気は圧縮すると高温になる特性があり、高温になると酸素密度は下がりますので、
せっかくブーストを上げたりタービンを交換しても、
純正のインタークーラーでは、その性能を全て引き出すのは物理的に難しいのです。
簡単に例えると、ターボ車にお乗りの方は体感した事があると思いますが、
夏場より冬場の方がパワー感を感じるのは、こうした理由からなんですよ!
ちなみに今回のオーナーも、夏場と冬場で大きく変わるパワーの違いを、
タービンを交換してから、より感じたらしく、
「せっかく付けたタービンの性能を、100パーセント引き出したい!」
ということで、今回ご注文を頂いていたのは
スズキ車を知り尽くしたモンスタースポーツさんの
「ハイフローインタークーラーキット タイプB フルキット」
私も早く完成図を見たいので、早速取り付けにかかっていきましょう!
まずは、こんなエンジンルームを開け、純正のインタークーラーを取り外していきますが、
最初に純正ダクトを外し、インタークーラー本体を外すと、
あっという間に取り外しは完了。
上向きのスロットルを見ると、昔あったロータリーのダンドラキャブを思い出すのは
初老の証拠ですよね・・・(;一_一)
そこから、純正とモンスタースポーツインタークーラーを比較してみましたが、
「コア面積で88%UP、コア容量で110%UP」の違いがあるだけに、
並べると、かなり大きさが違いますよね?
その上、このモンスタースポーツさんのインタークーラーは、
内部のコアが低圧損タイプになっていますので、大型のインタークーラーにありがちな
レスポンスを損なうことなく効率良く冷却できるので
まさに理想的なインタークーラーなんですよ!(^-^)
そして、このインタークーラーキットのさらにスゴイところが、
純正に比べて、かなり大型になっている導風ダクト!
これぐらい違うと、取り込む風の量はかなり違いますよね?
グリル側のNo1ダクト(上ー純正 下ーモンスタースポーツ)
インタークーラー側のNO2ダクト(上ーモンスタースポーツ 下ー純正)
そんな説明をしている間にも、作業はどんどん進んでおりまして、
コア本体を取り付け、
大型ダクトをドッキングすると、
今回の作業は全て終了。
作業中から「もう待ちきれない!」と言ってたオーナーなので、
完成後、すぐに県外へと旅立って行きましたが、
数日後、インプレンションを言うためだけにお店へ立ち寄ってくれて、
「高回転のパワー感がすごく良くなったけど、全体的にもトルクが向上した感じ!
同じブースト圧なのに別の車に乗ってるみたいですよ!」
と、満面の笑顔で大満足の様子でしたよ!(^-^)
今回のオーナーのように、段階的にパーツを追加すると
そのパーツの良さがすごく分かりますし、場合によっては悪い面も発見できたりします。
もちろん工賃面も考慮して、一気に取り付けるのもアリだと思いますが、
一つ一つのパーツを徐々に楽しんでもらえたら、今まで以上にクルマが好きになりますし
マイカーへの愛着も深くなりますので、個人的にはそちらがオススメだと思っています。
ただ一般の方には、カスタマイズの順序が分からない方も多いと思いますので、
悩まれている方は相談だけでも良いので、気軽に立ち寄って下さいね(^-^)
オーナー、今回もお買い上げいただき、本当にありがとうございました。
そして帰り際に言われていた “あのパーツ”
ちゃんと準備しておりますので、楽しみに待ってて下さいね!(^-^)
今後とも末長く宜しくお願い致します。
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