2017年11月3日
今日は、昨日ご紹介したヴェルファイアの続編ですが、
かなり太いので苦労しながらスピーカーコードの配線を済ますと、
お次は各機器との接続。
「接続ってギボシや平端子をつなぐだけでしょ?」
と思ったそこのあなた!
実はギボシや平端子での接続って、本来のサウンドをロスしているってご存知ですか?
ちなみに本気の今回は、以前にも何度かご紹介した、
M&Mさんのダイレクトジョイントを接続部に使用。
ナビ本体とスピーカーコード、ツイーターとスピーカーコードの接続部には、
「M&M DESIGN SDJ-01」←クリックして下へスクロールして下さい!
スピーカー本体とスピーカーコードには、
「M&M DESIGN SDJ-02」で接続します。
ちなみに今回のスピーカーコードの接続には、ギボシや平端子は一切使っていませんよ!
さてそんな接続が終わると、スピーカーを本固定し
ツイーターを埋め込んだピラーパネルの取り付け。
シボ塗装を施すことで、見た目は純正品のように仕上がりました!
さらに今回取り付けるスピーカーの特性に合わせて、左右で角度も変化させています。
(ここはセッティングの面で非常に重要です!)
そしていよいよ最後の作業は、オーナーのご要望だったリアスピーカーを鳴らすために、
ビートソニックの小型アンプ「PA2」の取り付け。
ただし、普段は一人で良いサウンドが聴きたいということでしたので、
家族でお出かけするときだけ、このスイッチを押すことで、
リアのスピーカーが鳴るように加工取り付けさせていただきました。
こんな感じで全ての取り付けが終わると、最後はいつものCDを使って最終セッティング!
今回はバイアンプ接続なので、4chそれぞれのスピーカー音量とタイムアライメントを
細かく、しつこく?煮詰めていきます!(^.^)
ここで「タイムアライメントってなんぞや?」という方のために簡単にご紹介しますと、
右ハンドルのクルマの運転席に座ると、右のスピーカーが近く、左のスピーカーが遠い関係で、
一般的には右の方から音が聞こえると思います。
そんな時にタイムアライメントを調整することで、スピーカーから音が出るタイミングを変化させ、
ドライバーがコンサート会場の真ん中にいるようにする事が可能なんですよ。
さて今回も、タテ、ヨコ、奥行きを気にしながら、何度もリセッティング。
最初はナビの画面近辺にあったボーカルの輪郭が、
最終的にはダッシュボードの中央付近まで下がって、中央でドンピシャ!
ミニバンの特権となる広めのコンサートホールが完成しましたよ(^.^)
全て完成後、引き取りに来たオーナーに
「とりあえず聞いてください!」
と言って試聴用のCDを聞いてもらったんですが、
1曲目が始まると、すぐにオーナーの顔がニヤリ!(^.^)
「このCDって、こんなにたくさんの音が収録されていたんですね!」とビックリされていましたが、
目の前を横切る汽笛の音や、つややかなボーカルの吐息までも感じてくれたみたいで、
取付前とは全く違う澄んだ音色に、かなり大満足の様子でしたよ(^.^)
以前にも言いましたが、カーオーディオはエンジンのメカチューンとかなり似ていて、
1個1個の細かい積み重ねが、最終的な美音につながります。
今回ご紹介したダイレクトジョイントなども、単体では大きな効果がありませんが、
ある程度以上の組み合わせになると、中高域の透明度が飛躍的に向上します。
簡単に言うと、
顔に布をかぶってしゃべっているか、そのまましゃべっているかのような違いです。
「パーツの組み合わせ」 「取り付け方法」 「セッティング」
カーオーディオでは、この3つがかなり重要な要素ですぞ!
今回は納車までお時間がかかってしまい、大変申し訳ありませんでした。
これからは内蔵アンプとは思えないほどクリアな音色で、
仕事帰りや休日のドライブ時に、ほっと一息ついてくださいね(^.^)
今後とも末永くよろしくお願いいたします。