2021年5月15日
皆様こんにちは
いつもカスタムパーツばかり紹介してますが
本業は「高知のタイヤ専門店!」
コクピット55の朝子です(^-^)
さて本日ご紹介するのは、
当店に初めて来られたという、とあるミニバンにお乗りのオーナー。
「数日後に県外へ行くんだけど、タイヤの残り溝が少ないからすぐ交換できる?」
という相談内容だったので、すぐにタイヤを点検してみると?
タイヤの両サイドが限界を超え、かなり危険な状態に・・・(・_・;)
そこで、
今回のお車はタイヤサイズが「195/65R15」だったこともあり、
ミニバンに超オススメの「ブリヂストン GRVⅡ」をご購入頂いたんですが、
交換前にオーナーが言われていた
「最近まっすぐ走っててもハンドルが小刻みに振動するから怖いんだよね」
という言葉が少し気になったので、交換前に近隣を試乗させていただくと
低速からハンドルに振動が伝わってきて、
60km/hぐらいになると私でも怖いぐらいの振動が!(・_・;)
一般的にタイヤが摩耗しても、ハンドルに振動が伝わるケースはあまりないので
「なんかおかしいな~」と思いながら、とりあえずタイヤを外してみると?
前輪タイヤの1本に、接地面の変なふくらみを発見!(・_・;)
そうなんです!
このふくらみが地面と設置する時に、
低速では「ドン、ドン、ドン」と一定の振動がハンドルに伝わってきて、
速度が上がれば上がるほどに「怖いぐらいの振動」になっていたと思われます。
では、なぜこうなるのか?皆さんも気になりますよね?
ちなみに私の所見では、
タイヤ屋用語で「セパレーション」と呼ばれている、
タイヤの骨格とゴムが剥離した状態になってると思ってたんですが、
(もっと詳しく知りたい方は 「タイヤ セパレーション」で調べてみてください)
私もかなり気になったので、ふくらみの部分を切断してみると
ゴムの剥離は全く無く、タイヤの骨格自体が変形してました。
そんな最終結果だったこともあり、真の原因は分からなかったんですが、
そもそも今回のタイヤは、それ以前に交換時期を迎えてましたし、
例えば過度の空気圧不足で今回のように変形した事例も、当店では何度か経験しています。
ちなみに今回のようなタイヤで走り続けると、
タイヤが破裂したり、振動で思うようなハンドル操作が出来なかったりと、
かなり危険な状態なんですが、
もし今回のオーナーが、そのまま高速で県外に行かれていたら・・・
帰り際にオーナーから
「今回は本当に本当にありがとう!」
と言われた言葉が、全てを物語っていますよね!
タイヤは身近な商品ですが、
今回のように “タイヤのプロだけしか知らない危険性” も沢山あります!
空気圧点検・ひび割れチェック・振動の原因究明などなど
タイヤに関してお悩みの方は、
お近くのコクピットまで気軽に相談して下さいね!(^-^)
オーナー、今回はお買い上げいただき本当に有難うございました。
今後とも末長く宜しくお願い致します。
コクピット55
高知県南国市田村乙2086-5
当店のタイヤ交換事例は
こちらをクリック!