2019年12月6日
昨日のブログで「冬場は空気圧が低下しますよ!」と、ご紹介しましたが、
その記事を書きながら思い出したのが、
昔バイトしていたガソリンスタンドの先輩から言われた
「朝子よく覚えとけ!タイヤの空気圧低下はタイヤのツブレ方を見て判断出来なきゃダメだぞ!」
という貴重なお言葉。(T_T)
もちろん当時は「ハイ!分かりました!」と素直に聞いていたんですが、
私がタイヤ屋さんに勤めて10数年、はたしてそれは本当なんでしょうか?
そんな疑問の時は、もちろん即行動!(^-^)
昨日ご紹介したノアのオーナーにもご協力いただき、少し実験をしてみました!
題して「冬場に多くなる空気圧低下は見た目で分かるのか? In CP55」
今回は2台のクルマで意図的に空気圧を変化させて、違いを比べてみます!
まずは私が通勤用に使っている、ダイハツタント。
ちなみにタイヤサイズは、いま軽カーに最も多いと言われている155/65R14、
タイヤはブリヂストンの軽カー専用タイヤ「REGNO GR-Leggera」です。
それでは早速実験を開始しますが、
空気圧を3段階に分け、同じ場所から撮影したツブレ具合の結果は?
(上ー標準空気圧240kPa 中ー冬場低下するぐらいの200kPa 下ーかなり低下した150kPa)
お次はナナメからの撮影。
(上ー標準空気圧240kPa 中ー冬場低下するぐらいの200kPa 下ーかなり低下した150kPa)
どうです?違いが分かりましたか?
たぶんよ~く見ると、微妙にツブレ具合が違うのが分かる程度ではないでしょうか?
そしてお次は、昨日のノアに装着していた
クルマ好きなら少し気になる、215/45R18サイズの低偏平タイヤ。
タイヤは当店でミニバンにも大人気のポテンザ「POTENZA S001」でございます。
それでは私もワクワクしながら実験を開始しますが(^-^)
空気圧を3段階に分け、同じ場所から撮影したツブレ具合の結果は?
(上ーXL規格の270kPa 中ー今回低下していた220kPa 下ーかなり低下した150kPa)
お次はタントと同じくナナメからの撮影。
(上ーXL規格の270kPa 中ー今回低下していた220kPa 下ーかなり低下した150kPa)
どうですか?皆さんは違いが分かりましたか?
私は恥ずかしながら、目の前で見てても画像をアップにしても
この低偏平タイヤに関しては、ほぼ違いが分かりませんでした・・・(;一_一)
今回の実験で分かったのは、
目視チェックで空気圧低下を確認する事は、タイヤのプロでもかなり厳しいという事(T_T)
ちなみに、今回一番空気圧を低くした150kPaで高速道路を走行すると、
タイヤがバラバラ状態になるバーストの可能性がかなり高くなりますし、
一般道だけの場合でも、タイヤの摩耗が早くなったり燃費悪化の原因にもなったりしますので、
結果的にお財布にも厳しいんですよ!
当店のスタッフも、可能な限りお客様に空気圧チェックの重要性をお伝えしていますが
もし点検を怠って、低空気圧が原因の事故などが起こった際の責任は、
最終的にはドライバーになる事を決して忘れないで下さい!
昨日も言いましたが、気温が低くなる冬場は空気圧が低下しやすい時期です。
「前回の空気圧点検はいつだったっけ?」
なんて今悩んでる方は、ぜひお気軽に近くのコクピットまでお立ち寄り下さいませ。
また、空気圧の点検をうっかり忘れそうな方には、
リーズナブルなお値段ながら、3色のLEDランプで空気圧の状態を教えてくれる
TPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)もオススメですよ!
あ!最後に言い忘れてましたが、先輩の言う事は全部信じちゃダメですよ!(^-^)