2017年11月5日
当ホームページのオーナーズカーでもご紹介している、ワゴンR(MH22S)にお乗りの常連さん。
実は先日、「最近段差を越えたときにクルマの収まりが悪くって・・・」
とご相談があったので、新車当時に取り付けたクスコ車高調の走行距離と年数を調べてみると
「約7年で65000km使用」との結果が・・・・・(>_<)
もちろんオイル漏れなどは無いんですが、
一般的なダンパーの劣化基準が40000km~50000kmと考えると、
やはり減衰力の低下が、今回の原因として一番濃厚!
ここで、頭の中で想像していただけると分かると思いますが、
適当なバネを手で縮めて離すと、その反力でビヨ~ンと勢いよく戻ってくるでしょ?
そんなバネをゆっくり縮めて、ゆっくりと戻してくるのがダンパーの役目なので、
今回のケースでは、ダンパーが劣化したと考えると、オーナーのご相談と重なるんです。
そこでオーナーといろいろと相談した結果、車高調の交換で決定!
ちなみに、今回もオーナーから強く言われたのが、
「クスコでぇぇぇぇぇぇ!!!」
というご要望した!(^.^)
そこで、クスコさんに当時の減衰力データを細かく調べていただき、
現在のオーナーのご要望や使用環境と照らし合わせてオススメした結果、
フロントが減衰力(硬さ)40段調整、リヤには14段調整が標準装備の
「CUSCO STREET A(クスコ ストリート エー)」をご購入いただきました。
↑↑↑詳しいスペックはこちらをクリック!
フロントの減衰力調整部
リヤの減衰力調整部
さて作業の方は、まず以前取り付けさせていただいた「クスコ コンパクトK」の取り外しから。
昔は男のピロアッパーマウントが標準装備でした!
今回はしなやかさも考慮して、新品の純正アッパーマウントやベアリングを事前に取り付け。
ダイハツやスズキ車に使われているこのタイプのアッパーマウントは、
新品に換えると走りまで変わるんですよ!
そんな組み込みが終わると、コクピット55恒例となる新旧違いチェック?
詳しくは書きませんが、かなり期待できそうな内容でしたよ!(^.^)
(私が一番楽しんでる?(^.^))
そんなチェックが無事終わると、あっという間にフロントの組み付けは終了。
お次はリヤセクションに移るんですが、
事前のチェックで、リヤはバンプラバーが接触した跡があったので、
今回は「エスペリア スーパーダウンサスラバー」も同時に組み付け。
↑↑↑その効果はこちらをクリック!
純正と比べると長さや硬度も違うので、仮にバンプタッチした時でもしなやかさが確保できます。
(今まで装着していた左の純正品は、以前の説明書の指示通りカットしてこの長さです)
「だったら、さらにカットすればいいのでは?」
と思った、北は北海道から南は赤道直下までのアサブロファンの皆様!
バンプラバーって先が柔らかく、途中から硬いゴムになっているので、
左側のバンプラバーがストローク時に接触すると、車内はかなり強い衝撃になりますし、
当然短くなる分だけダンパーはストロークしますので、
ストローク量などは、かなり細かい事前のチェックが必要なんです。
仮に底突きしてしまうと、新品が一瞬にして終わります・・・・・(T_T)
そしてさらに今回は、同じくクスコの「調整式 リヤ ラテラルロッド」も同時に組み付け。
ローダウンして片側に寄ったタイヤホイールの位置を、正規の位置に戻します。
そんな感じでいろいろと組み付けながらも、リヤセクションは終了。
最後の仕上げは、以前のデータと比べながらの、
「匠アライメント コクピット35th Anniversary仕様」で細かく調整!
調整前はかなり荒れた数字でしたが、
(このままだと新品のタイヤが半年も持ちません・・・(T_T))
リフトアップもしつつ、キャンバー(ハの字の角度)も細かく調整して、
(もともとワゴンRにはキャンバー調整機能はありません)
最後には私も納得の数字で、やっと完成!
最終はオーナーに運転していただき、走って止めて→走って止めてを繰り返しながら
私が減衰力をいろいろと変更して、オーナー理想の走りを追求すると・・・・・
段差を越えたときにはしなやかながら、コーナーではしっかりと粘る理想の足が完成!
オーナーもこの乗り味にはかなり満足されたみたいで、
今回あらためて足回りの重要さを再実感されたみたいです!
「俺の車高調って、いつ取り付けしたっけ?」
なんて思ってるそこのあなた!
実はかなり走行距離が伸びて乗り心地が悪化しているケースも多いので、
ご不明な方はお気軽に相談して下さいね(^.^)
今回はいろいろとお買い上げいただき、本当にありがとうございました。
さらに快適になったワゴンRで、今後も一緒に楽しんで行きましょうね♪
今後とも末永くよろしくお願いいたします。