2014年1月7日
最近、念願のミニクーパー(クーパーS・R56)を購入された、長年当店をご利用いただいている常連のお客様。
今回新車ということで走行もまだ2000kmぐらいなんですが、少しご不満があるといわれていた足回りを早速カスタマイズしました。
今回オススメしたのは、欧州車のサスペンションを知りつくしたザックスのなかでも、当店一押しの車高調
「ザックス RS-1」
特徴としましては、ケース長などは画像のようにノーマルよりは少しショートなんですが、他の車高調よりストロークは長め。
車高に関しても全長式ではありませんので「こりゃ低い!」ぐらいまでは、はっきり言って落ちません。
でも、車高がメーカー推奨で満足される方なら、全長式に比べてストローク量が確保できるのが一般的なネジ式車高調整。
(ここはあまり知らない方が多いんです!)
乗れば分かりますが、段差を超えたときにボディは動かず、足回りだけが動く感覚の秘密はこのあたりにあります。
またロッドに関しても剛性の高い前後倒立式を採用し、減衰力の調整も下部にありますのでリフトアップしなくても調整可能です。
取り付けに関しては、いつものように1G状態(実際の接地状態)で各部を締め付け。
足の動きもスムーズになりますし、日本車に比べてブッシュの劣化が早い欧州車では必須の作業なんですよ!
(リフトアップ状態のままで締め付けるとブッシュの劣化がかなり早くなります)
完成後に、ワクワクしながら(いつもそうなんですが(^.^))試乗してみましたが、
「これや!」
というぐらいしなやかなRS-1独特の足の動き!
欧州車の特徴であるボディ剛性の高さも相乗効果になり、日本車とはひと味違った乗り味です!
また減衰力(ショックの硬さ)に関しても、RS-1の特徴である「1クリックでの変化量の大きさ」がありますので、
初心者で街乗り中心の方から、サーキット中心の方まで、あらゆる人の好みをカバーできます。
今回も「街乗りならこれぐらいかな?」と思って私が調整した後に、お客様に同乗して減衰力をいろいろと変更したんですが、
フロントリア共に、一段一段と変更していくと
「これはフロントが跳ねるね」「今回はロール感が減ったね」「この硬さはノーズの入り方が良い」
などなど、お客様も変化量の大きさを実感されていました。
最後にはお客様好みの「これや!」ってところに調整し、お客様も大満足のご様子でした(^.^)
「好みの硬さは人それぞれ」
プロドライバー推奨ではなく、自分好みの硬さにぴったり合わす事で、毎日の運転が快適で満足度の高い走りになると思います(^.^)
また今回は同時に、ブレーキダストの多い欧州車にはオススメのブレーキパッド
「ディクセル Mタイプ」
も同時取付。ダストも純正に比べて極端に少なくなりますし、ミニクーパーオーナーによく言われる
「初期で効き過ぎるのでブレーキコントロールしづらい」感覚も減少しますので、
ブレーキペダルの踏み方によって幅広いブレーキコントロールが可能です。
今回はお買い上げありがとうございました。RS-1の快適な走りを楽しんでくださいね♪
今後とも宜しく御願いいたします。