2013年9月23日
つい先日、R32のフロントバンパーに交換したゴルフ4(1JAUM)のお客様ですが、
今回は以前からヘタリが気になっていた、足回り関連をカスタマイズしました。
私一押しでオススメしたのは、スポーツ性能と乗り心地を高次元で両立し、
デモカーのゴルフⅤや多数の欧州車のお客様でも取り付け実績のある車高調
「SACHS RS-1(ザックス アールエスワン)」
また、外見からも劣化が確認できたアッパーマウントも前後同時に交換しました。
まずはフロントからの作業ですが、予想通りマウントのゴムが劣化しており、中心がかなり偏っている状態(2段目左画像参照)。
またゴム自身が劣化でやせていたせいか、交換後はボディと上部のストッパー間のスキマもほぼなくなりました。
(2段目真ん中は交換前、右は交換後です)
ホンダのフィットなどもほぼ同じ構造ですが、このスキマを無くすことで初期の足回りの動きがかなり変わるんですよ。
欧州車はゴム関連の劣化が日本車に比べて速いので、今回のアッパーマウントなどは足回りと同時交換がオススメです!
そんな事も勉強しつつ、車高を前後バランスを考えながらキッチリ調整し、最後にアライメントを調整して作業は終了。
参考までに、4段目の真ん中の画像を見て分かる方もいらっしゃると思いますが、
一般的なローダウン車高調の場合、リフトで車を浮かしてもダンパーはこんなに伸びません。
浮かしても、着地してもフェンダー⇔タイヤ間のスキマが変わらないショートストロークでは
短いバネを使い車高は落とせるんですが、高知のようなデコボコの道では段差で車が跳ねてしまいます。
逆に、ザックスのようにストローク量があると、極端に車高が落とせないというデメリットもありますが、
ボディを動かさずに、サスペンションのみが路面を追従して動きますので、
「しなやかながらコーナーでは粘る」
まさにそんな運動性能を、ザックスオーナーは体感できます!
完成後に、減衰力(硬さ)の調整で試乗しましたが、1段、1段変更していくとその変化量に今回もビックリ!
以前のお車と同じく、RS-1はどこかでその車にピッタリの硬さがあるんです。
でも同じ車でも、タイヤやその他の条件でそのポイントが変わりますので、奥が深く実は私の楽しみでもあります(^o^)
今回も「これや!」ってポイントにセットさせていただきましたが、これからお客様のご希望を聞きつつ、煮詰めていきたいと思います。
今回は納車時にお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。
今後ともよろしくお願いいたします。