2011年9月13日
今日は、ナビやオーディオを取り付ける時のちょっとしたこだわり紹介。
まず1つ目は地デジのアンテナ配線の処理ですが、最近のコードは昔に比べてかなり細くなり
取付しやすくなったんですが、のちのち振動などでガラス面に落ちてくることがあります。
それを防ぐ為に適当なスポンジなどを配線にくるっと巻くと「あら不思議!」
まず落ちてくることはなく、スポンジなんで異音の発生もありません。
ただし、お車によってはスポンジが厚いと内張が盛りあがりますので、現車で調整してます。
2つ目は見えない場所の配線処理です。カバーを取り付けるとお客様は全く分からない場所ですが、
修理の時や、他のお店さんで分解された時に
「この汚い配線 どこのお店でやった?」と言われるのが嫌なのと、修理やトラブルなどの時に
故障探求にものすごく時間がかかるからなんです。(T_T)
ただこれも例外があって、デッキの裏にスペースの無いクルマ(例えばホンダ車など)は
配線をまとめすぎるとデッキが収まらなくなるので、逆にバラバラにします。
3つ目は配線を分岐させる時に使う「スプライス」と言う部品。
(3枚目画像の1番下の金色の端子です。真ん中の線は施工例)
一般的なお店やDIYでよく使っているのは上の赤い分岐タップですが、配線の径があわないと
接触不良になったり、配線が切れたりしてトラブルのもとです。
スプライスは自動車メーカーが配線の分岐に使ったりしてますので、こんなトラブルは皆無です。
今日ご紹介したのはほんの一例ですが、こんなちょっとした事によってトラブルの可能性はかなり減ります。
この3点だけでも適当にやれば、作業の時間はかなり短縮すると思いますが
お金をもらってやっている以上、きっちりした作業を心がけています。
DIYの方も、少し参考になるんではないでしょうか?(^.^)