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フリード(GP3) サスペンションリフレッシュ

2022年2月25日

南大阪のタイヤ屋さんのコクピットさつま貝塚です。

タイヤ以外にもサスペンション交換も行っております。

 

最近中古車で購入されたというフリードですが、中古車なので当然ですが多少劣化していても交換必須でない部品は、無交換の現状維持という状態でした。

下廻りのブッシュやブーツ類の点検から始まり、まずは中古車販売店の見落としであろうという、「スタビライザーリンクブーツ破れ」を発見してしまったので、手始めにスタビライザーリンクを左右交換させて頂きました。

それから色々リフレッシュの御相談を受けまして、メンバーのブッシュ類やエンジン・ミッションのマウント類は現状維持で、サスペンションの交換に踏み切る事になりました。

長く乗る為には賢明な判断だと思います。

 

という訳でフリードのサスペンション交換作業です。

お車はこちらのGP3ですが、中古車購入の筈なんですがパット見た感じでは外装がピカピカで、中古車とは思えない程の良好な状態です。

 

 

とはいえ見えない部分は前オーナーがメンテナンスしていたにしても、走行距離なりの劣化はあります。

特にサスペンションは「非分解部品」なので、中身のオイルやピストンシールに窒素ガス等の状態が目視出来ないので、ある程度の年数や距離で交換が必要です。

サスペンションの外観だけでは良否判断が出来ませんのでww

リフレッシュに採用するのは『KYB  Lowfer Sports PLUS』です。

純正形状のローダウン用ショートストロークサスペンションで、フロントにはないですがリヤは減衰力調整が可能です。

後部座席に人を乗せたり、大型の荷物を積んだりする場合には重宝しますね。

それ以外にも、メーカー基準の減衰力特性から自分好みにセット出来るというだけでもメリットです。

 

 

本来はNEW SR SPECIALで純正のスプリングのみ再利用しようとしていましたが、オーナー様がスプリングも交換したいとの事。純正スプリングは高価なのでローダウンスプリングを装着するべく、ショートストロークの物を御用意致しました。

ショックもスプリングも同時に交換するなら、どうせならという事でLowfer Sports PLUSの選択です。

リフレッシュとコストのトータルバランスの結果で、ローダウンが主目的ではなく、「そんな価格でスプリングが購入出来るんだ」という理由でのローダウンです。

下げ過ぎはNGだけど、少しのローダウンなら許容範囲という場合にはお勧めのリフレッシュコースです。

そんな感じで用意したスプリングは、こちらもKYB製で「Low Height Suspension」です。

因みにこのスプリングと、先程のショックアブソーバーをセットで購入すると、それぞれ単品購入する場合よりもお買い求め易い価格での購入が可能です。

リフレッシュ目的でこれを使わない手はありませんww

 

 

 

純正形状ショックアブソーバーなので、当然ながらこれらの製品だけでは成り立たず、ベアリングやゴムマウント類の消耗品が必要になります。

元のサスペンションから移せばとりあえず取り付けは出来ますが、今回はあくまでもリフレッシュなので、気持ちよく新品を御用意させて頂きました。

箱に一杯入ってますが、これらをスプリングと合わせて順番通りに組み付けます。

 

 

外す所は省きまして、取り付け後がこちらです。

【フロント】

勿論しっかりと1G状態にて取り付けてます。

付属品ではありませんが、スタビライザーリンクも交換したばかりなので、まるでキット品の様に綺麗な状態です。

全部新品で組み直すのはやはり気持ちいいですね。

 

 

続いてリヤです。

【リヤ】

リヤはほぼキット付属品で事足りる感じですが、スプリングの上下に入れるインシュレーター(ゴム部品)は純正新品に交換しています。

フロントと同じく1Gにて取り付け完了です。

 

 

ショックアブソーバー本体のカラーも相まって、交換したって感じ易いですよね。

タイヤを戻せば覗き込まない限りは殆ど見えない部分ではありますが・・・

 

ともあれ交換はこれで完了です。

作業前はこんな車高でしたが・・・

 

【ビフォー】

 

 

交換後はこうなりました。

 

【アフター】

まだ試運転で店の外周をちょろっと走っただけで馴染み切ってないのもあるとは思いますが、下がるには下がったけどあまり「下げてやった感」はありませんww

見比べたら分かるかなぁというレベルです。

 

 

今回は下げるのが目的ではないので、これで無事終了です。

もっと下げるのが目的の場合は、別のスプリングが必要ですね。

乗り心地やショックやコントロールアームの可動域を可能な限り活かすという点では、このくらいの車高落ち幅がオススメではあります。

 

 

正直なところ交換が終わって遠くから見ても「ん?車高変わったか???」という状態でしたが、実測するとちゃんと下がってたので安心しました。

ユーザー様引き取り時も、「下がりました?」と言われる程です。

馴染んでからに期待したいところですが、そこまで車高変化には拘ってなかったので、今回に限っては良しとします。

メーカーのデータはあくまでも参考値なので、車体誤差による多少の違いはまぁ想定内ではあります。

とはいってもメーカーのリストを見ても、前後約20mmダウンなのでこんなもんなのかも知れませんね。

 

【おまけ】

今回はリフレッシュという事もあり、構成部品の細かい所も再利用せずに全て新品で組んだので、フロントショックはバラす事無くアッセンブリーで外したまんまです。

この状態なら持ち帰って今後また付けるのも簡単ですが、不要なので廃棄となりました。

ま、当然ですよねww

綺麗に保管出来たからといっても劣化してるのは確かですからね。

通常はスプリングをバラシてスプリング上部の樹脂シートを再利用したりするので、交換後は通常こんな状態で転がってません。

 

 

サスペンション交換もコクピットさつま貝塚まで、お気軽に御相談下さい。

TEL:072-432-1818

 

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