2022年7月7日
みなさん、こんにちは鈴木です!
久しぶりの更新となりますが、よろしくお願いいたします!
喜多方では30度越えの猛暑日が続いておりますので、
体調管理に気を付けて今日も一日張り切って参りましょう!
さて、本題にはいります!
今回の内容はタイトルでも書きましたが、
お客様に言われることがあります。
「コクピット121って車検やっているんですか?」
車検もやらせていただいております!!
まだまだ認知度が低いと思いますので
ブログで少しでも発信できればと思います(^^)/
今回、ご依頼いただいたお車ですが、
車検の入庫前にいろいろと整備をさせていただいています!
低年式になってくると維持費はかかるものの・・・
愛着のある大切な相棒をしっかりメンテナンスしてあげたいですよね!
メンテナンス次第ではなが~く、より安心安全に乗れますし(^^♪
レガシィツーリングワゴン BH5
整備を始めようとボンネットを開けた瞬間
思わず「えっ」と声が漏れてしまいました。
前回修理したはずの水漏れが再発!?
ラジエーター周辺が冷却水だらけに・・・
前回はラジエーターアッパーホースからの水漏れで
ホースの取り付け部周辺は冷却水の塊がギッシリ。
サブタンクの冷却水も減っていたので、
これはさすがに・・・ということでアッパーホースを交換しました。
その後、経過観察しましたが水漏れは止まり
納車させていただきました。
原因を探るためラジエーターを水で流し
エンジンをかけていると!
ここにいましたねぇ・・・
ラジエーターアッパータンクの湿っている場所
亀裂がはいっちゃってます(;'∀')
これは憶測になってしまいますが、
今まで水が漏れた状態で形を保っていたラジエーターが、
アッパーホースを新品に交換し
以前よりもしっかりと圧力がかかるようになった結果、
劣化部分が耐え切れず亀裂が入りそこから水漏れということだと思います。
これは要交換になります。
ラジエーターに亀裂が入るのは前回の水漏れより危険ですので・・・
オーナー様と相談し、同時にロアーホース
サーモスタット、ラジエーターキャップも交換させていただきました!
サーモスタットはロアーホース側。
サーモケースとの合わせ目は
しっかり磨いて腐食、汚れを落としてあげないと
ここからまた水漏れの原因になってしまいます('◇')ゞ
エア抜き作業をして水回りはこれにて完了!
しっかり水漏れ確認をして終了となります(*´з`)
エンジンルーム・足回りの点検をして
消耗品の交換はありませんでした。
ここからはオーナー様の気になっていた部分の整備になります。
まず一つ目は、細かい段差で後方からする「コトコト音」
エンジン不調や異音って原因を探っていくのは
なかなか難しいのですが、
今回は足回り点検中に見つけました('◇')ゞ
おわかりいただけますでしょうか・・・
はい。
ということで赤丸のところですが、これが何かというとリヤ側のスタビブッシュです。
ここにカマボコ型のゴムブッシュがついていてその中を鉄の棒が通り
左右の足回りのスタビリンクのほうに連結するような作りになっています!
コチラがスタビブッシュ
コチラがスタビリンク
なにがおかしいのかと言うと
カマボコブッシュの後ろから電気で照らしている写真ですが、
ブッシュと鉄棒の間から光が見えますよね!
つまりはゴムブッシュが減ってしまい隙間ができているので
小さい段差でも振動を拾ってしまうような状態でした(;'∀')
ちなみに手で鉄棒をつかんで上下に揺さぶると
誰でもわかるくらいガタガタでした。
ここまでガタが大きいとスタビリンクも怪しくなってきますので同時交換です!
新旧比較がコチラ。
案の定、スタビリンクもボールジョイントのガタがでていました。
交換して正解でしたね(。-∀-)
試運転の結果、異音も感じられませんでした!
あとはオーナー様から
納車後に連絡がこないことを祈るばかり・・(笑)
これで直ってくれないと
怪しいところをお金がかからない箇所から順に潰していくしか
なくなってくるので金額がかかってしまいますよね(;'∀')
お次は防錆コーティングになります。
コーティング剤だけでの施工も可能ですが、
サビ色がすでに出ていて腐食してきている場合は
シャーシブラックをしっかり吹いてあげた方が腐食しづらくなります!
これで足回りも締まって見えるし
腐食の進行も軽減できそうですね!!
今回の車検整備はこちらで完了になりました。
思いがけずの水漏れで金額がかかってしまいましたが
最初に書いたとおりメンテナンス次第では長く、より安心安全に乗ることができます!
梅雨も明けお出かけ日和がこれから続くと思いますので
お出かけの前にぜひ一度、愛車の点検を!
この度はご利用ありがとうございました!
以上、鈴木でした~!