2020年10月18日
車検時には全く問題なかったのですが、車検後約1ヶ月半程で左のウィンカーの様子がおかしくなったとの事でした。
右は今まで通り通常動作しますが、左は機嫌が良かったら動くものの酷い場合はレバー操作時に、「カチッ」と一回リレーの作動音がするだけで、点灯は一切しないという状況です。
因みにハザードスイッチを押すと、この様に右だけ作動する状況です。
症状的に要因推測は出来ますが、念の為各部点検をします。
導通点検とバルブの良否を点検して、「やっぱりか」という感じでしたが、リレー不良です。
ですが、このお車はリレーが単体ではないので、ユニットをごそっと交換することが必要になります。
この『インテグレーテッドコントロールユニット』をごそっと交換するのですが、運転席足元のヒューズボックス裏に固定されてるので、無理な体勢が続きます。
固定は爪で引っ掛かってるだけなので、厳しい体勢で爪を破損させないように作業します。
まずはヒューズボックスを少しずらします。
そして潜り込んで、何とか背面からユニットを外します。
後は新品のユニットを戻します。
爪が2ヶ所ありますが、キッチリ嵌るまで入れるのに順番がある様です。
ここまで来たら動作チェックです。
無事左右点灯が確認できたのでOKです。
あとはヒューズボックスを元に戻すのみですね。
試運転してみても左ウィンカーに動作異常は見受けられないので、これにて修理完了です。
しかしこの部品、よく壊れる事で有名な様です・・・。
壊れやすい上にリレー単体と比べて異様に高価格で、部品だけで1万円以上します。
ウィンカーリレーの交換って考えると、高過ぎますよね・・・。
最後に新旧比較です。
外した不良品は傷や汚れがある物の、外部が膨らんでる等の変化は見られませんでした。
内部基盤等の破損の様ですね。
最近はウィンカーリレーの不具合って全然見ないので、久しぶりに作業させて頂くとまさかのユニット丸ごと交換でした。
こんな車種があるのは初めて知りました。