2020年4月13日
走行距離9万km程のお車ですが、一度もスパークプラグ交換をしていない様で、信号待ち等の停車中に稀に失火症状が出るとのこと。イグニッションコイルは問題ナシで燃料と空気の供給も特に問題はなかったので、手始めにスパークプラグを交換してみます。
それでは作業に取り掛かっていきます。
画像で見えているイグニッションコイルだけなら秒殺で作業完了ですが・・・
実はこのエンジン、3発(気筒)エンジンですがスパークプラグは6本、IGコイルも勿論6個付いてるんです。
ピストン1個にスパークプラグ2本という設計のエンジンです。
吸気ダクトで反対側が隠れているので、まずはこの辺りの部品をゴソっと外します。
すると奥にもイグニッションコイルが付いてる事が確認出来ます。
ここまできたら後はスパークプラグ交換だけなので簡単です。
外したスパークプラグはデンソー製の標準タイプが付いてました。
スパーク部の角が丸くなってギャップも広がってます。
スパークがちゃんと飛んでないのか、燃料は少し濃い感じの焼け方です。
新品は部品手配するとNGK製の標準タイプが届きました。
互換品番なので全然問題ないので、NGK製を取り付けます。
車検証の情報で注文してるので、特に問題ありませんww
今回はカスタムではなく単純に消耗部品のメンテンスですが、熱価を変更したり標準タイプからイリジウム等にバージョンアップする事も出来ます。
そんな余談はさておき、きっちり一本ずつ交換して6本全て交換します。
今日みたいに雨の日は、ワイパーカウルやボンネットからの雨粒がプラグホールに侵入しない様に気を遣います。
晴れてても雨でも、イグニッションコイルを外す前にはエアーブローでゴミや砂等を飛ばしてますよ。
外した6本の内2本は締め付けが緩かったです。
締め付けはトルク管理した方が無難と思い、トルクレンチできちっと締めましたよ。
スパークプラグは締め過ぎて折れると厄介なので、近年のお車のネジ径が細い物は特に注意です。
スパークプラグを交換のついでに、エアーエレメントも交換です。
このお車は湿式タイプのフィルターなので、エアーブローでの清掃が出来ません。
ですのでこの真っ黒に汚れ倒したフィルターを新品に交換します。
汚れてこうなる前に定期的に交換しましょうねww
新品はこんなに真っ白!
汚れの酷さが凄まじいですww
簡単な交換なのでパパッと交換して、エンジンルームに戻して行きます。
全部元通りに組み付けたら作業完了です。
アイドリングも安定しているのでバッチリです!(当たり前ですねww)