2019年2月25日
久しぶりのラジエーターASS’Y交換作業の御紹介です。
先日タイヤ交換させて頂いた時に車を動かすと、なんかラジエーター液の様な独特な臭いがすると思い、点検するとラジエータータンクが割れて盛大に液漏れしていました。
お客様自身も液が減ってるのは気付いてた様で、補水して一日で空っぽになるとの事でした。
このままではオーバーヒートしてラジエーターだけではなく、エンジン本体も破損して交換という最悪の事態しかないので、急遽ラジエーター交換する事となりました。
流石に15万kmオーバーともなると破損しても仕方がないですね。
寧ろよく耐えた方だと思います。
さてそれでは交換開始です。
まずは車を上げて下から見た所で、ピンクの液体が色んな所に付いてますが、これがラジエーター液が漏れてる証拠ですね。
画像では分かり辛いですが、かなり広範囲です。
さて、ではバラシて行きますが、まず最初に冷却液を抜いてしまいます。
ここから今回の車(ハリアー 30系)は大変です。
まずは画像の様にコアサポートというホーンが付いてるフレームの様な物を外します。
ボンネットのフードロックストライカーも外します。
画像ではラジエーターが外れた状態ですが、ラジエーターファンのシュラウドとモーターを丸ごと先に外し、次にラジエーターを外します。
勿論各ホース類は先に外しておきます。
因みに今回は予算の都合上、エアコンコンデンサーは外さずに作業しているので少し難易度がアップしていますww
コンデンサーとラジエーターが上下のブラケットで一体になってるので、上側は問題ないとしても下側の固定ボルトの脱着が異常な位上手くいきませんww
予算の都合というのはエアコンガス真空引きを省くという事です。
コンデンサーを外すにはエアコンガスを一度全て抜く必要があり、入れ直す費用と工賃を抑える為の対処でやってみましたがかなり大変でした。
コアサポートとラジエーターが外れて、コンデンサーだけが残った状態です。
エアコンパイプの固定を緩めたりして、パイプの負担を減らしながらの作業はなかなか神経を使いますね。
勿論、整備書にもこんなやり方は載ってないので、すんなり進む事はないですよねww
このピンクの粉が吹いている所が破損個所です。
ラジエーターがサイドタンク式なので、車載状態での確認が難しかったです。
こちらが新品ラジエーターです。
各部増し締め確認し搭載していきます。
ラジエーターを載せたら、外していたホースとファンのハーネスを繋いでいきます。
最後にラジエーター液を入れてエンジンを掛けて、
エア抜きしながら各部点検し、液漏れや緩み等何も問題無かったので、一晩置いて液の量を調整し作業完了です。
あ、勿論ラジエーターバルブも新品に交換してますよww