2016年1月9日
エンジン作動中に、エンジンルームからキュルキュル~といった不快な異音が出た経験はありませんか?
それって実はエンジン補機ベルト(Vベルト)類の劣化によることが多いんです。
ベルトはゴム製品なので、タイヤ・ワイパーと同じで経年劣化でゴムが硬くなり、ひび割れが起こり酷い場合は切れてしまう事もあります。
切れなくてもゴムが滑ってしまい、異音が出たりします。
特にエンジン始動直後等の冷間時に異音が発生し易く、劣化の度合いが酷くなければ運転中に異音が静まる事もあります。
また劣化ではなく単純にベルトの張り具合が緩くなっただけで、張り直すと改善出来る場合もありますので、異音が出たからと言って必ずしも交換が必要な訳ではありません。
しかし異音が出るのは何もベルトだけとは限らないので注意が必要です!
ベルトが引っ掛けられている駒の様なクルクル回っている部品(プーリー・テンショナー等)が劣化して、異音を出す事もあります。
何年もベルト交換していない車の場合は、こういった部品も同時に交換するのがオススメです。
プーリー等がヘタる事は少ないですが、ベルトだけを交換して原因はプーリーだった!
という事になってしまうと工賃が嵩むので、ベルト交換時にまとめて交換してあげると1つ1つ部品交換するよりも安く出来ます。
今回も結果として異音の原因はベルト側でしたが、安心面と工賃が2回分掛かるくらいなら・・・
という事でまとめて交換となりました。
ベルト交換の際は是非プーリー等の交換も検討してみて下さいね(^^)
※今回のベルトはあくまでもVベルトであり、タイミングベルトではありません。