2023年6月27日
スカイライン(RV37)のマフラー交換作業です。
サスペンションもいいですが、マフラーもカスタムポイントの定番です。
さてそんなマフラーですが、まずは純正状態の確認です。
左右振り分けマフラーで、テールエンドは外周上に細かい穴が沢山開いてます。
因みにユーザー様はこの穴を嫌っていましたよ。
マフラー交換に至る一番の要因かもしれませんw
音や性能は勿論ですが、テールエンドのビジュアルも重要ですよね。
下廻りを確認すると流石は純正マフラーと言わんばかりに、巨大で主張の激しいサイレンサーが付いてます。
相変わらずの素材を使用しているので、新車で僅か3000kmしか走ってないのに、既に錆が進行しています。
足廻りは豪勢にアルミのコントロールアームを採用する等のコストを掛けたお車ですが、マフラーは・・・
まぁ今回で外してしまうので気にせず進めましょうww
一通り確認が済んだので、ここからは交換作業です。
まず使用するのはマフラーメーカーと言えばすぐに思いつくくらい有名な老舗メーカーの、“柿本”のマフラーです。
その柿本の中でも上位クラスに位置する『Class KR センターパイプ付き』を、今回御用意致しました。
ぱっと見で分かる程、純正とのクオリティの差がえげつないですww
柿本の方が溶接も素材もビジュアルも、何もかも1ランクも2ランクも上位クラスです。
センターパイプも交換するので、交換後の音や姿が楽しみです。
交換してみると高品質ステンレス素材の輝きが際立って、下廻り全体のビジュアルも向上しました。
マフラーは非常に過酷な状況にさらされるパーツなので、オーバースペックなくらいが丁度いいんです。
ステンレス製で錆び難いのは勿論のこと、輝きを保つ為のメンテナンス性も純正とは比にならないくらい楽になります。
外だけではなく、パイプやサイレンサーの中も柿本の拘りが詰まった高耐久仕様です。
分割パイプを仮組した後は、純正のブレースバーを付けてクリアランスを確認。
パイプ径は太くなったものの、十分なクリアランスでこちらは問題なしですね。
最後にテールエンドの位置を調整しながら各部を固定したら、一旦取り付けが完了です。
最後に排気漏れチェックを行うと、残念ながら一番前側のフランジから水滴が出てきました。
規定トルクで締めてますが、問題ない程度に更に締め込みます。
すると水滴は出てこなくなり、極少量の排気漏れはなくなりました。
これでマフラー交換作業は全て完了となります。
基本的には規定トルクの範囲でボルトナットを締め付けますが、稀にある今回の様な症状の場合はボルトを傷めない程度に、極々僅かなオーバートルクで締め付ける事もあります。
しかし、何事もやり過ぎは禁物ですね。
そんな事もありつつ完成したリヤビューはこんな感じになりました。
ユーザー様が嫌っていた細かい穴がなくなり、代わりにスタイリッシュで柿本らしいヒートグラデーションテールになりました。
テールエンド形状はオーバルから真円形状に変更になりましたね。
真後ろから見るとただの真円テールに見えますが、横から見ると分かる程度のさりげない角度のスラッシュカットテールです。
柿本のロゴもいいアクセントですね。
ビジュアルはこんなに変化したので、続いて気になるのが音ですよね。
年式的に騒音規制の厳しいお車ですが、それでも柿本の強い拘りで製作されたClass KRは、エンジン始動時の初爆やレーシング(空吹かし)では、しっかり柿本らしいサウンドを奏でています。
リヤピースだけではなくセンターパイプも交換しているのが、この音の創り込みを実現してそうです。
折角マフラー交換するなら、サウンドの変化は楽しみたいですよね。
リヤピースのみよりもお値段は張りますが、センターパイプも同時交換は効果が高い事が多いのでオススメです。
参考までに今回使用したマフラーのメーカー希望小売価格は¥280,000(税別)です。※2023/6/27時点
以前はもう少し安かったと思いますが、部材高騰の影響で恐ろしく高価になっています。
こればっかりは景気回復に希望を抱くしかないですよね・・・
柿本製品を含め、マフラー交換はコクピットさつま貝塚まで御気軽に御相談下さい。