2022年12月23日
プリウスにRECSを施工します。
10万kmオーバーのエンジンで、オーナー様はRECS(吸気系統即効洗浄)を御検討されていた様ですが、他店に問い合わせてみた所、「スキャンツールがないので、アイドリング状態を作れない」という事で、作業を断念されたという事でした。
ダメ元で当店にもお問い合わせ頂きまして、施工可能のお返事をさせて頂きました。
可能であればやりたいという事でしたので、早速施工させて頂きます。
そしてスキャンツールは面倒なので、スキャンツールではなくコマンドで「整備モード」(アイドリング状態)にして、作業を行います。
作業は液剤注入箇所さえ決めてしまえば、後はアイドリング状態で暫く待つだけです。
今回選定した注入箇所のアクセスが大変で、少しばかり邪魔な部品を外しましたww
ともあれ、点滴状で少しずつ吸入されてるので、後は液剤がなくなるまで暫く待ちます。
注入が終わったら外した部品を元通り組み付けて、余分な液剤の排出作業です。
白煙モクモクになる事も多いこの排出作業ですが、ハイブリッド車のレーシングは回転制御が掛かって、思い通りにエンジンの回転を上げられません。
従って低い回転での排出作業になるので、根気よくそしてしつこく排出作業を行いますw
そうすればRECSの施工は完了です。
これでエンジン非分解式の、吸気系統簡易オーバーホール作業が出来ました。
どんなエンジンも走行を重ねると、内部に汚れが溜まって効率が低下します。
特に吸気系統の汚れは溜まり易いのですが、RECSで洗浄する事が可能です。
洗浄結果を目視は出来ませんが、RECSに興味がある方はコクピットさつま貝塚まで御気軽に御相談下さい。