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2021年7月18日
皆さん、お世話になっております、鈴木です。
前回更新から間が空いてしまいましたが
よろしくお願いします！
今回はアライメントについて
ちょっと深堀りした記事を書いていこうと思います。
先日、４輪アライメント調整を依頼してくださった
お客様を一例にご紹介していきたいと思います！！
TOYOTA 20系 VELLFIRE
さっそく装置取り付け後の写真ですが、
実はこの前に車高調を取り外し純正に戻しました。
車高を変えた後にアライメント調整をすることで
しっかりと足回りのリフレッシュができますね！
当店では、「新しく車高調を入れた」「車高調から純正に戻した」など
足回りの整備をした場合はアライメント調整をオススメしています。
「車高調から純正に戻した」のほうのお話ですが、
よくお客様がおっしゃるのは
「純正にもどしただけでアライメント調整は必要？」という疑問。
実は、純正・社外にかかわらず、足回りの整備、
細かく言うとナックルアーム周辺・ストラットなどが関連する整備を
おこなった際にはアライメントのズレが生じてしまいます。
実際に測定したのがコチラです。
緑色の数字が規定値に入っている数字で
赤い色の数字がズレている数字です。
フロント側のトゥが内側に入りすぎてしまっていますね。
これがトゥインの状態です。
キャンバーに関しては、
現在の乗用車は新車の時点でネガティブに
設定されている車が増えているそうです。
大げさに言うと、前後から見るとタイヤが八の字になっている状態です。
例えばファミリーカーなどでは
コーナリングの安定性も大切になってくるので
新車においてもそのようなセッティングが
増えてきているのではないかと思います。
ネガティブキャンバーはコーナリングの安定性を高め、
ドレスアップにおいても利点がありますが、
タイヤの接地面を考えると内側に負荷がかかり内べりしやすくなります。
逆にポジティブキャンバーだと直進安定性の確保に利点がありますが、
タイヤの外側に負担がかかり外べりしやすくなります。
では実際に調整してみましょう。
基本的にはメーカーの定めた基準値が大事ですが
お客様のご要望に応えるためにはそれだけではうまくいきません。
今回は「車高を純正に戻すからアライメント」という
お客様のご依頼でしたので
メーカーの基準値に合わせるのが大前提ですが、、、
測定した数字を見るとキャンバー角が基準値よりわずかにネガティブになっています。
このままでは内べりの症状がでることが予測されます。
さらに、調整箇所があれば幅広くセッティングすることができますが、
今回のヴェルファイアは調整箇所がトゥのみでした。
このままではキャンバー調整ができずに内べりをおこしてしまいそうです。。。
トゥ調整のみのお車にお乗りのそこのあなた！まだあきらめてはいけません！！
限界はありますが、トゥ調整で
内べり・外べりを緩和できるのです！！
トゥインに入りすぎていると外べりにつながってしまいますが、
キャンバー角と比較しながら基準値より少しだけトゥインに調整しました。
調整後の写真がコチラです！
イメージではネガティブキャンバーで内べりしやすいところに
少しだけトゥインに入れてあげることによって
タイヤの外側に力を分散させてあげています。
その結果、タイヤの内べりを抑えることができます！！
これでタイヤが少しでも長持ちしてくれるといいですね(^^)/
前記の通り今回のヴェルファイアはトゥのみの調整になりました。
メーカーや車種によって調整箇所は違います。
キャンバー、キャスター、トゥ
すべて調整できれば調整の仕方は変わってきます。
それにタイヤの状態、各部品の状態によっても数字は変わります。
今回は一つの例としてみていただければと思います！
ハンドルがとられる、まっすぐ進まない
タイヤの偏摩耗が気になるなど
アライメント調整をすることによって改善される事があります。
わたしたちは、ただ基準値に調整するだけではなく
お客様一人ひとりのご要望にしっかり応えられるよう
お客様と相談しつつ、プロがしっかり考えて
アライメント調整をやらせて頂いています！
なにかお困りのことがあればぜひ！
コクピット121まで足を運んでいただけると幸いです！！
最後までお読みいただきありがとうございました！！
以上、鈴木でした('◇')ゞ