2021年11月11日
以前「RSR Ti2000 Half Down」を組み付けた、エスクァイアのアライメント調整作業です。
サスペンション等の足廻り関係の部品交換後には、必須の調整作業です。
これをしておかないとタイヤ摩耗速度が速まるだけでなく、走行中の安定感等も確保し辛くなってしまいます。
ですが今回はその前に、ハブ周りの防錆対策を行ってからアライメント調整に移ります。
症状としてはまだまだ軽度の錆ですが、放っておくと当然ながらどんどん進行するばかりで、自然に改善する事はありませんので、何かしらのタイミングでメンテナンスしておいた方がいいですね。
ここが酷く錆びてるとホイール取り付け面が凸凹になり、ナット締め付け時に均等にトルクが掛かり辛くなります。
今回の様な感じで早目の対処がオススメですよ。
【フロント】
【リヤ】
まずは錆をワイヤーブラシ等を使って落とせるだけ落とします。
これだけ落とせれば上等ですね。
【フロント】
【リヤ】
そうしたらしっかり脱脂してから、シャーシブラックで塗装して乾燥後に透明の防錆剤を塗り込んで、またまた乾燥させたら防錆処理は完了です。
普段は見えない部分ですが、この部分の錆取りはホイール取り付け精度の意味でもオススメです。
【フロント】
【リヤ】
凍結防止剤を撒いてないシーズンでも錆びる部分なので、、気になる方は御自身のお車の症状を確認してみて下さい。
前置きが長くなりましたが、ここからがメインイベントのアライメント調整ですww
そんなに大きく車高が下がった訳ではないので、アライメントの変化量は割と少ないという結果でした。
とは言えズレてる事には変わりないので、可能な限り調整します。
基本的にはこちらの車種ではフロントのトー調整のみなので、そこはしっかり調整させて頂き、必要に応じてナックル取り付け部のガタ調整で、キャンバー左右差を小さくしたりしますが今回は不要でした。
そんな感じで今回の作業は全て完了です。
防錆を施工し、アライメント調整もさせて頂いたので、ホイール取り付け精度も走行安定性も施工前より向上しました。
意外と不思議に思うかも知れませんが、アライメント調整って何もサーキットを走る様な車で、コースに合わせてセットアップする場合に必要な、特殊な作業メニューと思われがちですが、スポーツカーだろうがファミリーカーだろうが、極端に言えば100馬力以下の車でも1000馬力オーバーの車でも必要な作業ですw
理由は簡単、走ってる内に色んな部品の消耗でどんなに丁寧に運転してても自然にズレるからですね。
大阪府貝塚市近辺の方でアライメント調整が気になる方は、コクピットさつま貝塚までお気軽にお問い合わせ下さい。