2021年1月14日
普段からタイヤのチェックはされてますか?
空気圧調整やタイヤローテーションは勿論大事ですが、タイヤ残り溝も重要な項目です。
今回はそんなタイヤ残り溝に関する御紹介です。
保安基準で使用限度は残り1.6mmまでですが、今回外したタイヤ、SL201は大幅に使用限度を超えて、中のスチールワイヤーが完全に出るまで擦り減ってました。
こうなるとパンクは勿論発生し易くなりますし、突然のバーストもあり得る状態で非常に危険です。
ワイヤーが出てる部分は内側の角の方の溝ですが、御覧の惨状です。
真上から見てみると全体的に溝が少ないのが分かりますね。
ワイヤーがまだ出ていない箇所も残り1.6mmのスリップサイン(使用限度目安)が完全に出てしまってます。
勿論タイヤは新品交換が必要なので、同銘柄で交換させて頂きましたが、偏摩耗しているので本来ならばアライメント調整も必要です。
ですがその前に、今回のお車は走行距離が凄く伸びてる車で、ショックアブソーバーは完全に抜けて、ナックルやコントロールアームのブッシュも交換必須の状態です・・・。
そんなお車でアライメント調整をしても全くの無意味な上、ユーザー様は出来るだけ安く済ませたい様なので、今回もタイヤ交換のみとなりました。
勿論タイヤの寿命は著しく短命になるので、サスペンションパーツ一式交換の上、アライメント調整を行うのがベストです。
走行距離が伸びてくると乗れない事はありませんが、全体的なリフレッシュが必要になるのは仕方ありませんね。