2024年8月5日
ゼストのエンジン始動不良の原因を探ります。
元々は空気圧点検で御来店頂きましたが、鍵をお預かりしてお車を移動しようとしたところ、セルモーターが一瞬回ってその後「カチンッ!」という悲しい音が鳴り、全く反応がありません・・・
症状的にはバッテリー上がりの典型的な症状ですが、年式的にもしかするとバッテリー以外の要因かも知れませんので、色々と点検してみます。
まずバッテリーは「要充電」状態で、交換から2年経過している状態。
次にセルモーターですが、ジャンプスタート(他からバッテリーの電力を供給)すると、簡単にエンジンが掛かるので、単体テストするまでもなく正常な事が判明。
エンジンが掛かってしまうとアイドリングも正常なので、点火関係・燃料関係やエンジンの圧縮もOKですね。
で、警告灯は点いてないですが一応オルタネータ(発電機)も点検します。
こちらも問題ナシでした。
となると、バッテリーが原因ですね・・・
電圧はあるのですが、始動性能低下によりエンジン始動不能に陥ってる感じです。
原因は分かったのでバッテリー交換で修理対応したいと思います。
ゼストは元々B17Rサイズのバッテリーですが、何故かB19Lに変更されています。
B19サイズへの変更は問題ないですが、LとRの端子位置は変えない方が配線の長さ的な負担は掛からないですよね。
という事で、端子はRタイプに戻したいと思います。
そしてR端子タイプで現状このサイズに近いバッテリー在庫がコチラの、『GS YUASA エコRレボリューション』しかなかったので、B20のバッテリーサイズになります。
更に横幅が大きくなります・・・
でも動かせない状態なので、取り寄せでは間に合わず、在庫品で乗り切る他ありません!
で、搭載してみると配線負担はかなり改善されました。
しかし、バッテリートレーのサイズがB20サイズではパツパツで、固定ロッドを締め込むと少し無理が掛かってます。
干渉部は特に無いので今回はこれで乗り切る形になりました。
バッテリー交換後にエンジンを始動すると、何事もなかったように修理完了です。
今回使用したバッテリーは、主にアイドリングストップ車に向けて在庫しているバッテリーですが、アイドリングストップ車専用品ではなく、旧来の充電制御車等にも使用可能な兼用バッテリーです。
充電受入性能も高いので、チョイノリ(短距離走行)が多い方には、充電不足を抑える事も可能という点でオススメです。
バッテリー交換も終わり、ボンネットを閉めて完了かなぁと思った時に目についたのが、コチラのワイパーラバー千切れです・・・
暫く雨は降っていませんが、このワイパーでは雨の日の運転は視界不良で怖すぎます。
なので、ついでにワイパーも交換します。
ワイパーブレードも錆が出ていたので、ブレード一体型且つリーズナブルな価格が魅力の、『BOSCH パフォーマンス(+)』に交換します。
ワイパー交換後はガラス面を綺麗にして、ワイパー交換も完了です。
車検時に費用を抑えて交換部品は最低限で、車検さえパス出来ればOKという場合に起こりやすいバッテリーやワイパーの不良。
車検はパス出来てもそこから2年間、メンテナンスが不要な訳ではないので、車検時にバッテリーを交換していない場合や、交換推奨部品を交換しなかった場合は、次回車検までの間でメンテナンスが必要です。
今回は偶々在庫があった上にトラブル発生地が当店の駐車場という、神がかりなタイミングでしたので当日中に対応が可能でした。
しかし大抵は路上や出先のスーパーや職場の駐車場でトラブルが発生すると思います。
その様なトラブル防止の為にも、日頃のメンテナンスを御願い致します。
車検やバッテリー交換等も、コクピットさつま貝塚まで御気軽に御相談下さい。




