2018年11月16日
フィール日記をご覧のみなさま、こんばんは。
いつも お付き合いを頂いているオーナー。
車高を上げたので
1G締め付けとアライメントをして欲しい。
とのオーダーを頂きました。
1G締め付けとは
接地状態(タイヤが地面に付いていてサスペンションが縮んだ状態)で
サスペンション各可動部の
ボルト&ナットを一度緩めて締め直す作業で
サスペンションブッシュのストレスを無くする作業。
コクピットがおすすめしている
独自メニュー “スーパーアライメント”で必須の項目。
サスペンション可動部全ての
ボルト&ナットを緩めて締め直してから
アライメントの測定を開始。
フっ・・・ フロントのトーイン量が・・・
基準値を大幅に超えた・・・ 10.3mm を表示・・・(汗
ざっくり言うと 1センチも内股になっています(汗
車高短の車高を上げただけだと
こういった記録的で“常軌を逸脱した”数値を叩き出します。
この位 アライメントがズレていると・・・
〇タイヤがすぐに減って無くなる
内減りはしないが
1000km~2000km走行後に
タイヤの溝の全てが消える・・・(汗
〇ハンドルレスポンスが超悪い
ハンドルをきっても すぐに曲がろうとしない・・・
〇ワダチに突然ハンドルがとられる
細かくフラフラはしないが 突然に車が引っ張られる・・・
〇車がアクセルを踏んでも走らない
タイヤを引きずるので抵抗が大きく
今までより車が重たく感じられ
燃費ももちろん“超悪化”・・・
そして降雪地区で冬でしたら
雪上はモチロン!! アイスバーンの上など
最悪で恐怖のドライビングフィールになります・・・
アライメントの測定が終了したら
トータル10.3mmのトーインを0mmに調整してから
僕らの俗称“つっぱり棒”・・・
正式名称 ホイールエクステンダー を装着。
コクピットグループ独自のツール
ホイールエクステンダーとは
走行中にタイヤ&ホイールにかかる負荷(抵抗)を
静止状態で再現させるツール。
実際の走行時にかかる負荷を
再現して数値化する事により
実際に走っている時のアライメント数値を再現できる為
より適正なアライメント数値に調整する事が出来ます。
トーイン量を0mmに合わせてから
ホイールエクステンダーを取付した数値が上の写真。
アライメントテスターが -0.6mmを表示。
マイナスが付いている数値はトーアウト
外股? ガニ股? つま先が開いている状態ですネ
実際に走行すると
この位はトーアウトになるって事なのです。
ちなみに過度のトーアウトは
〇タイヤの内側がすぐに減る
車高短じゃなく タイヤも八の字じゃないのに
内側の溝だけすぐに無くなる・・・
〇車体が不安定
常にワダチにハンドルをとられる為
フラフラしていて落ち着かない・・・
〇車がアクセルを踏んでも走らない
過度のトーインと同じく
タイヤを引きずるので抵抗が大きく
今までより車が重たく感じられ
燃費ももちろん“超悪化”・・・
そして降雪地区で冬でしたら
雪上はモチロン!! アイスバーンの上など
超最悪で超恐怖のドライビングフィールになります・・・
ホイールエクステンダーを装着したまま
再びトーイン量を調整して
ホイールエクステンダーを取り外し
テスト走行にてチェックをさせて頂いて
作業はバッチリ完成です♪