2019年11月23日
メンテナンス項目として忘れがちなスパークプラグの交換です。
イリジウムプラグ・白金プラグも長寿命ではありますが、交換しなくていいという訳ではないので、定期的な交換は必要です。
今回のお車は交換推奨時期よりも早目のお取替えです。
さて、それでは早速交換作業に入ります。
まずはイグニッションコイル上部のカバーを外します。
こちらはトルクスのボルト数本で固定されてるだけなので、簡単に外れます。
カバーが外れるとイグニッションコイルが見えました。
後はイグニッションコイルを外して、スパークプラグを交換していくだけなのですが、これが大変ですww
何度確認してもイグニッションコイルはボルト止めされてないので、ゴソッと引き抜く形なのですが、異常な程固くて抜けませんww
そこでこんな工具の登場です。
アウディ等のイグニッションコイル取り外しツール、特殊工具です。
通称SST(スペシャルサービスツール)ですね。
どう使うかというと、イグニッションコイルとエンジンの隙間に爪部を滑り込ませ、引き抜く感じです。
因みにこの工具を使っても恐ろしく固く、車体本体が揺れる程揺すって何とか外れました。
気を付けないと勢いよく外れた拍子に、配線を千切る可能性がありますww
そんなこんなで何とか2番シリンダーのイグニッションコイルが抜け、次に1番シリンダーも抜けました。
3番と4番が大変で、ホース等邪魔な物をずらさないと抜けませんww
かなり狭いですが、イグニッションコイルが少し浮いたらコネクターを先に外す必要があります。
コネクターのロック解除がコネクターの下側にあるので、これが一番大変かも?
そんな感じで頑張って何とかスパークプラグが外れたので、後は取り替えていくのみです。
使用するのはSSTの写真にい写ってるNGK プレミアムRXです。
こちらはNGKの中で一番性能が高く(レーシングプラグ除く)、着火性能と燃焼効率アップでガソリンの燃え残りも少なく燃費改善も期待出来ます。
燃費が気になる方はお試し下さいww
因みにSSTはこんな感じで『コの字』の部分をイグニッションコイルに引っ掛けて、『T字』のグリップを引っ張って使用します。これが無いとこのエンジンはイグニッションコイルが外せないですねww
スパークプラグを全数交換が完了したらエンジンを始動し、軽くレーシング(空吹かし)します。
回転のもたつきもなく極端なエンジンの振動もないのでバッチリです。
スパークプラグは取付け時に締め過ぎると簡単に折れますし、緩いと圧縮漏れが発生しエンジンの振れが大きくなったり、加速し辛くなるのでメーカー規定トルクで締め付けます。
そんな感じで交換が終われば、最後にイグニッションコイル上部のカバーを戻して終了ですね。