2024年4月7日
スイフトスポーツ(ZC33S)のマフラー交換です。
純正でも見栄えは考えられた造りになっており、マフラーカッターが付いています。
そのおかげでほっそりとした寂しい口径のマフラーでも、何となく見た目だけはスポーツマフラーの装いですよねw
でも下を覗くとそこそこ大きなサイレンサーがどーんと付いてたり、パイプの曲がりも効率低下を招きそうなレイアウトだったりと、いかにもな感じで純正らしさ全開なんです。
そんなマフラーと交換する為に用意したのが、『HKS Hi-Power SPEC-LⅡ』です。
社外マフラーに多いステンレス素材のマフラーですが、なるべく薄肉化で設計されているので軽量化も期待出来ます。
メーカーサイト上では純正比、約44%の重量減となる様なので、十分な軽量化になりそうです。
パイプは絞りなしのストレート構造なので、排気効率もアップです。
純正よりも分割数が増えているので全貌が分かり難いですが、パイプの“曲げ”やレイアウトも高性能・高効率に貢献する造りになってそうですね。
そんな名前の通りのハイスペックなマフラーを取り付けていきます。
エンジンの真後ろ辺りから交換するので、割と前の方からゴッソリ交換する感じです。
エンジン側から順番に取り付けながら、リヤバンパー側迄組み立てていきますよ。
と、ここでちょっとした問題発生ですw
下を覗いた時に付いていた“青い棒”が問題点なんですが、この青い棒はトーションビームの補強バーなので、出来れば活かしたいところです。
純正マフラーでは補強バーとマフラーハンガー部のクリアランスが十分なのですが・・・
HKSの方はまだ固定してはいないですが、このまま各部接続していくと補強バーとマフラーハンガー部が確実に干渉します。
高効率化でパイプ径等が純正と変わり、レイアウトも違うのでマフラー以外の社外パーツとのクリアランスが狭いのかもしれません。
マフラーは振動するので、干渉してしまうと強烈な耳障りなビビり音が発生してしまいますし、補強バーもマフラーも傷ついたり、強度の低下やパーツの短命化が懸念されます・・・
なので一旦取り付けを中断して車体からマフラーを降ろし、補強バーを取り外してマフラーを優先するのか、はたまた剛性優先でマフラー交換を諦めるのかという選択を迫られました。
ですがそこはやっぱり欲張って両方同時装着が理想ですよねww
という事でマフラーハンガー部をマフラーハンガーが十分に掛かり、且つ走行中に抜けない程度に短縮加工します。
短縮する量を確認したらレシプロソーでガリガリと刃を入れまして・・・
切り落としました。
中空の細パイプなので簡単に切れましたね。
切ったのはマフラーハンガーの抜け止め加工部分で、このちょっとの切り落としでマフラー取り付けが可能になります。
切った後はバリが凄いので、切り口を整えたらマフラー作業の再開です。
はい、すると御覧の様に十分なクリアランスが出来るので、マフラーの振動を加味してもパーツ同士の干渉は無さそうなので、無事に取り付けが出来る様になりました。
後はいつも通りにテールエンドの左右位置のバランスを見ながら、各部本締めしていけば取り付け完了です。
マフラー交換後の下廻りを見ると、純正よりもパイプの曲げが緩やかになり、大きすぎるサイレンサーもなくなりましたね。
スッキリしただけでなくパイプレイアウトの見栄えも良くなり、サウンドや排気効率の変化に期待が高まります。
マフラーの顔とも言えるテールエンドには、チタン製フィニッシャーカバーという専用のマフラーカッターが付くので、リヤビューのワンポイントにもなります。
純正の細いマフラーに無理やり大きく見せる為のカッターではなく、マフラーそのもののテールエンドは大口径で、それとほぼ同径のマフラーカッターという構成なので、見た目が全然違います。
見た目も意識した造りですが、根本はハイスペックな機能重視マフラーです。
そして取り付け後の恒例タイム、排気漏れチェックです。
老舗メーカーなので不安は元から無いですが、排気漏れは一切ありませんでした。
チェック中は低回転域でしか吹かしてませんが、純正とは桁違いの迫力あるサウンドになりましたよ。
マフラー交換はコクピットさつま貝塚まで御気軽に御相談下さい。
カスタム以外にバッテリー交換やエアコンフィルター交換等のメンテナンスも行っています。
GW前には混み合う事が多いので、連休でお車を使用する方は早目のメンテナンスを御願い致します。