2024年3月28日
トヨタ・スープラ(DB02)に車高調を取り付けます。
元々車高は低めの車種ではありますが、オーナー様的には20mm前後のローダウンが理想の様です。
そのくらいならダウンサスという手もありですが、機能面を考えるとスプリングだけ交換するよりも、車高調に交換した方がメリットがありますね。
しかし一言に車高調と言っても、色んなメーカーから製品がリリースされており、特徴もメーカーやカテゴリーによって様々です。
そんな中、オーナー様が選んだ車高調は『RS★R Best★i』です。
純正ショックアブソーバーは電子制御ダンパー、所謂“AVS付きダンパー”ですが、今回はAVS機能キャンセルタイプの製品を取り付けます。
単純に配線を抜いただけでは、エラーメッセージが表示されますのでキャンセラーもセットのキットを御選択頂きました。
この辺りが従来のクラウン等と違って、中身はBMWって感じがしますよねw
ただ、これで機械式で減衰力調整が可能になります。
走行中に減衰力が可変するのに違和感がある場合は、減衰力調整は機械式調整の方が都合が良さそうですよね。
そんなオーナー好みの車高調に早速交換します。
まずはフロントから進めます。
トヨタ車ですが構造はまんまBMWなので、フロントショックアブソーバーはナックルに挿し込まれているタイプです。
取り外しが少々大変ですが、何とか純正を外しますよ。
その後は車高調へと換装です。
純正を外す事が出来たら、車高調への交換は全長が短くなるので楽ちんです。
【FRONT】
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フロントが終わったらリヤの作業です。
リヤは最近の生粋のトヨタ車にも多い、ダンパーとスプリングがセパレート構造の構成です。
ダンパーとスプリングの交換は、フロントに比べるとかなり簡単なのですが、キャンセラー固定部が指定されている為、フェンダーライナーを外す方が手間ですww
そしてフェンダーライナーの中にキャンセラーを仕込んで、フェンダーライナーを元に戻してリヤも完成。
【REAR】
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取り付けが終わったら少しお車を動かして、軽くサスペンションを馴染ませます。
そして車高測定・・・
車両個体差により一発では車高が決まりませんでした。
説明書に記載されてる寸法と、実際に下げたい量を考慮して組み付けましたが計算通りにはなりませんでした。
車両個体差はどうしてもありますので、仕方ありませんね。
そんな訳で、あとどのくらいの調整が必要かを測定。
寸法が割り出せたらタイヤを外して車高調整です。
そしてビフォーアフターはこうなりました。
ガッツリではなくさりげないローダウンが良い感じです。
【純正】
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【RS★R Best★i】
残すはアライメント調整ですが、この車高で不都合がないか暫く走行して頂き、普段よく走る道で問題なければアライメント調整ですね。
という事で、アライメントが完了していないので仮ではありますが一旦完成です。
確認&慣らしの為の走行が完了したら、アライメント調整で仕上げます。
ドイツ車(DBスープラ含む)のサスペンションはKW・Eibach・H&R等が主流ですが、RS★R・TEIN等の国産メーカーも御座います。
ダウンサス・車高調等への交換はコクピットさつま貝塚まで御気軽に御相談下さい。