2023年12月23日
スタッドレスタイヤの履き替え時期ですが、劣化したスタッドレスタイヤを取り付けても意味がないので、安全の為にスタッドレスタイヤを新調します。
先シーズンまで御使用して頂いたBLIZZAK VRX2は、5シーズン御使用されました。
スタッドレスタイヤの残り溝使用限界値を示すプラットホームはまだ露出していませんが、ゴム硬度の方で交換のサインとなっています。
劣化したスタッドレスタイヤは夏用タイヤに近い状態となるので、冬道でスリップしても何らおかしくありません。
冬道の為のスタッドレスタイヤは、しっかりと機能する様に必要に応じて新調する必要がありますね。
新調するにあたり、用意したタイヤは後継モデルのBLIZZAK VRX3です。
VRX2もいいタイヤでしたがVRX3は更に進化したタイヤで、当店でも人気が高いタイヤです。
さて早速交換といきたい気持ちは山々なんですが、使用中のホイールにはブリヂストンの後付けTPMS(タイヤ空気圧監視システム)が付いています。
センサーはまだ稼働してはいますが、使用開始から凡そ10年目を迎えるセンサーなので、VRX3をこの先5シーズン程使用して頂く事を考えると、確実に途中で電池切れを起こしますね。
TPMSのセンサーは電池交換不可でセンサー丸ごとの交換となり、センサーだけ交換するにはもう一度タイヤ交換と同作業を行う必要があり、工賃が勿体ないですよね。
そんな時間も手間もコストもかかってしまうのを回避すべく、TPMSのセンサーもタイヤを新調するついでに一緒に交換します。
センサーを取り付ける際はしっかりトルクレンチでトルク管理をします。
ブリヂストン製のTPMSセンサーは本体に規定トルクが記載されてますので、記載通りの4.0Nmで取り付けます。
後はいつも通りタイヤを組み込んでいくだけですね。
VRX3を組み込んで窒素ガスを充填し、ホイールバランスを調整したらホイール側の作業は完了です。
後は車に取り付けた後にセンサーのID登録をすれば、今まで通りにTPMSが使用可能になります。
TPMSは非装着の方からすると不要に思うかもしれませんが、一度使い始めると便利過ぎて手放せないという方や、無いと不安という方が非常に多いんですよ。
そんなTPMSにはタイヤ空気圧に異常があるとすぐに気付けるという便利さがありますが、電池式なのでいつかは電池切れを起こす為、使い続けるには定期的にセンサーを交換する必要があるのが唯一の手間ですww
空気圧異常に気付かずにタイヤを破損させてしまう事を考えると、数年に一度のセンサー交換で済むなら結果的に安く済む気がしますね。
空気圧に異常が発生せずにTPMSなしでも大丈夫だったという結果が一番理想的ではありますが・・・
TPMSの話が長くなってしまいましたが、これにてタイヤとTPMSセンサーの新調は完了です。
スタッドレスタイヤの新調はコクピットさつま貝塚まで御気軽に御相談下さい。