2023年4月17日
NV350(E26系)のショックアブソーバー交換作業を賜りました。
お買い上げ有り難う御座います。
ショックアブソーバー交換するのは色んな理由がありますが、今回は劣化したショックアブソーバーを交換するという、所謂‶リフレッシュ”目的での交換です。
リーフスプリングやトーションバーは、油圧のショックアブソーバーに比べて劣化が少ないのですが、ショックアブソーバーはどうしても使用期間が長くなるにつれ、減衰力の低下等の劣化症状が目立ってきます。
このNV350も約80,000km走行しているので、新品時と比較するとショックアブソーバーは劣化しています。
完全に油圧が抜けてからだと、他のパーツの負担が大きいので、多少の油圧機能が残っている状態での早目の交換が望ましいですね。
今回はまだ辛うじて油圧機能は残っていましたが、かなり貧弱になっていました。
そんな劣化したショックアブソーバーの替わりに用意したのは、リフレッシュの定番品『KYB NEW SR SPECIAL』です。
付属しないブッシュ類は日産純正を手配したので準備は万端です。
さてそれでは交換開始です。
コイルオーバータイプの様なスプリング圧縮や分解の手間はないので、ショックアブソーバーも交換自体はそんなに難しくないですね。
フロントもリヤも交換自体はあっという間です。
【フロント】
⇩⇩⇩⇩⇩
【リヤ】
⇩⇩⇩⇩⇩
時間を要するのはココからですww
まずはショックアブソーバーを交換したので、初期馴染みを行う為に長めに試運転させて頂きまして、オーナー様の要望という事もあり、アライメント調整も同日作業で行います。
因みに試運転時はステアリングセンターが大きくズレていましたが、初期馴染み交換する前はステアリングセンターのズレはありませんでした。
ショックアブソーバー交換で、色々分解する事が少ない今回のサスペンション構成ですが、やはり足廻りの部品を交換すると、アライメントは大きくズレますねw
という事でしっかり調整させて頂きます。
調整箇所は・・・
[フロント]
●キャスター
●キャンバー
●トー
[リヤ]
調整機構無し
となっており、フロントのフル調整です。
明らかにショックアブソーバー交換より、アライメント調整の方が時間を要しましたが、納得のいく数値にて調整完了です。
調整後の試運転ではステアリングセンターもバッチリ修正済みでしたので、作業はこれにて全て完了です。
ショックアブソーバーは少しずつ劣化するので、お車を普段よく使用しているオーナー様ほど、サスペンションの劣化には気付き難いものです。
ショックアブソーバーの劣化は段差等の衝撃吸収や安定性低下等、パフォーマンスの低下に直結しますので、快適に乗る為にも定期的な交換が望ましいですね。
コチラのNV350はショックアブソーバーのリフレッシュが完了したので、交換によりショックアブソーバーのパフォーマンスは復活しましたね。
その甲斐あって、これでまた暫くは快適にお乗り頂けそうですね。
ショックアブソーバー/コイルスプリングの交換や、サスペンション作業後には必須ともいえるアライメント調整は、コクピットさつま貝塚まで御気軽に御相談下さい。