2023年1月30日
NV350(VW2E26)の足廻り作業の御紹介です。
かなり綺麗に乗られているこちらのNV350ですが、平成29年登録車で約8万km走行しております。
貨物車なので堅牢には作られてるとは思いますが、ショックアブソーバーの様な油圧ダンパーは乗用車同様に劣化します。
8万kmも走れば純正ショックアブソーバーも役目は十分果たした事でしょう。
そんな訳でショックアブソーバーの交換をさせて頂きます。
今回はリフトアップでもローダウンでもない、リフレッシュ目的での作業です。
リフレッシュに用意したショックアブソーバーは『KYB NEW SR SPECIAL』です。
サスペンションリフレッシュの定番商品ですね。
ノーマルよりも減衰力が若干強められているのが特徴のショックアブソーバーです。
ピッチングやローリングを抑える事が出来るかも?
ショックアブソーバーの他には、フロントのアッパーサポートブッシュも日産純正部品で手配しました。
ショックアブソーバーを交換するなら、マウントブッシュは新品が理想ですよね。
フロントはマウントブッシュを別途用意しましたが、リヤのマウントブッシュはKYB製品に付属されているので、特に用意する必要はありません。
ではでは作業開始です。
交換は至ってシンプルで、ショックアブソーバーを入れ替えるだけです。
ショックアブソーバーの他に、フロントはトーションバー、リヤはリーフスプリング、という構成なので、コイルスプリング採用車種の様にショックアブソーバーを分解する作業がありません。
まずはフロントを交換します。
ショックアブソーバーを抜き取り易い位置を探して交換するだけです。
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リヤも同様に交換します。
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これでサスペンションのリフレッシュが完了です。
外した純正ショックアブソーバーは極々僅かなオイル滲みや、ショックアブソーバーを押し縮めた際の反発力低下といった、劣化が見受けられました。
やはり8万kmともなると、交換して正解でしたね。
サスペンション作業の仕上げはアライメント調整です。
慣らし後に施工する事が多いのですが、今回は一気にサスペンション作業とアライメント作業を行います。
ですので、ショックアブソーバー交換後の試運転を少し長めに行って、アライメント作業開始です。
前に一度アライメント調整を実施したという事もあり、足廻りの構造的にもショックアブソーバー交換程度では、アライメントはそんなに変化しないかな~とは思ってましたが、予想通りトーがほんの少しだけズレていただけでした。
ですがフロントフル調整構造なので、各数値の微妙なズレを全体的に調整して、納得のいく感じにしたら作業完了です。
アライメント調整まで完了したら、足廻り作業は終了です。
新しいショックアブソーバーで軽快に走れますね。
ショックアブソーバー交換はコクピットさつま貝塚まで御気軽に御相談下さい。