2022年9月9日
みなさんこんにちは、鈴木です!
最近は車検や一般整備関係を
主にピックアップしてブログを更新しております!
本日、ご紹介するのはタイトルでお分かりかと思いますが
タイミングベルト交換になります!
今日はちょっと長めのブログです!
タイミングベルトとはなんぞや!
という方もいらっしゃるかと思います('ω')ノ
エンジンの動きからの説明になりますが、基本の4工程です!
「吸入」「圧縮」「点火」「排気」これを繰り返すことによって車は動きます。
この4工程はエンジン内部のピストンやバルブの開閉で行っています。
4工程が適切な周期で作動しなければならないので、
エンジン内部にあるクランクシャフトとカムシャフトの
回転周期を等しくさせるためについているのがタイミングベルトになります!
クランクシャフトとカムシャフトにプーリーを介して繋いでいるのです!
こちらがタイミングベルトの役割になりますが、
もし回転周期がクランクとカムでズレてしまったら最悪の場合、
ピストンとバルブがぶつかりその時点でエンジンは使用不可になってしまいます。
タイミングベルトの交換時期は10年または10万キロの早い方とされていますが
しっかり交換時期に整備してあげないとベルトがきれてしまったら
エンジンが使用不可になってしまうのでもっと高あがりになってしまいます(;'∀')
はい、ということで実際の整備内容を紹介します!
サンバーディアス
先月、車検整備のご依頼をいただき
そのときに提案させていただきました!
さくっとばらしていきます。
↑ファンベルトを外した状態
見づらいですが赤丸がクランクプーリーです!
ちなみに整備しやすいようにカバー類とショック上部を外してあります!
↑クランクプーリーを外し、タイミングカバーを外した状態
赤丸がカムシャフトのギヤ(スプロケット)
カムの右下がテンショナー
ど真ん中がウォーターポンプ
右がクランクです。
↑カム・クランクのタイミングを合わせている状態
カム側にも同じようにスプロケットに合わせマークがあります。
↑合わせマークを合わせてテンショナーとタイミングベルト、スプロケットを外した状態
ウォーターポンプからの目立った水漏れはありませんでしたが、
当店では同時交換を推奨しております!
というのも、タイミングベルトのみ交換してその後に漏れてくると
またタイミングベルト交換と同様の工賃がかかってしまうからです(;'∀')
当然オイルシールにも言えることで、交換しておけば何百円ですむ部品代が
何万円になってしまう恐れがあります・・・
今回はオイルシールからにじみもひどいのでもちろん交換ですが
漏れていなくてもオイルシールのゴムの劣化はしているので
毎回セットで交換させていただいております!!
↑ウォーターポンプを外した状態
外した後は合わせ目をペーパーできれいにしてあげないと
あとから水漏れしてきます(-_-;)
青丸がカムシャフト(オイルシール)
赤丸がクランクシャフト(オイルシール)
今回タペットカバーからもオイルにじみがありましたので
同時にパッキンを交換します。
↑タペットカバー
ゴムのパッキンはパッキパキに劣化してまるでプラスチックの様でした・・・
↑ここまでで外した部品たち
ここまできたらあとは逆の手順で組んでいくのみです!!
↑新品ウォータポンプとオイルシール取り付け
↑スプロケットをつけたらテンショナーとベルトを取り付け
ここで重要ポイント!
テンショナーでベルトを張ったらすぐにカバーを取り付けたくなりますが・・・!!
まずは、一息ついてください!そんな暇じゃねーよというあなた!
急いで失敗したら元も子もありません(^^)/
ここでしっかりタイミングがあってるか確認してください!
クランクを2回転してしっかりカムがしっかり合わせ目にきていますか!?
鈴木は心配性なのでその確認を絶対に2回以上しています(。-∀-)
確認が終わったら安心してカバーを付けましょう!!
以上がタイミングベルトの交換になります!
タペットカバーも同時に進めていましたが写真忘れました!すみません!
そしてウォーターポンプを交換したということは
当然クーラント(冷却水)は抜いております。
タイミングベルトの交換が終わり安心できないのが
リヤエンジンなんですよね!
なにが安心できないのかというと
ラジエーターは車両前部
エンジンは車両後部
つまりはエア抜きが大変なんです!
しっかりエア抜きしてあげないとせっかく整備したのに
最悪オーバーヒートしてエンジン使用不可に・・(;'∀')
まだまだ安心できません!!
こちらが助手席下にご丁寧に貼ってありますが
見えにくいと思うのでざっくり言うと
3か所のエア抜きホースがあるのでそこからエア抜きをしてから
エンジンをかけてくださいね。とのことです!
①ラジエーター左後方
②フロントヒーターコア部
③エンジン上部
これ写真の文章の説明だと
②番すっとばしちゃってるんですよね(^^;
↑①ラジエーター左後方
ラジエーターというよりバッテリーの後ろ・・・
そもそも車両の上か下かもわからないですよねぇ。
↑③エンジン上部
これはわかりやすいですね!
問題は②のフロントヒーターコア部。
↑②フロントヒーターコア部
運転席側から覗いてスクリュー3本で
止まっているカバーを外せばあります(。-∀-)
ちょっとここの説明もっとどうにかならんかったのか・・・
と言いたいところですが限られた文章枠だろうしなんともしょうがないです。
はい。上記3か所からエア抜きを終えたらエンジン始動!
水温をあげて温風の確認をします、だいたい出口に手のひらつけて
熱くて、ついてられないくらいになったら十分でしょう!!
お次は電動ファンの確認エアコンはOFF状態で
電動ファンが回るのを目と耳で確認します!ブォーン!!
電動ファンが作動したらエンジンOFFで冷えるのを待ち、
冷えたらサブタンクのレベルを合わせて終了です!!
ここまでがセットでタイミングベルト交換になるので
なかなかDIYでは骨が折れるかもしれませんねぇ(-_-;)
試運転後に水、オイルの漏れ確認もしっかり行います!!
この度はご利用ありがとうございました!!
当店では車検・一般整備も承っておりますので
気になる事がございましたらお気軽にご連絡下さい!
以上、鈴木でした~!!