2022年9月8日
LEXUS IS300h(ASE30)F-SPORTに、ENKEI製ホイールを純正と同様に前後サイズ違いで装着します。
といっても純正とはサイズが違いますがw
今回はホイールだけ入れ替えるので、まずはENKEIの方に移植するタイヤをバラします。
純正TPMSも付いてるので、そちらも移植します。
現状はLEXUS純正のホイールで、見栄えはしますがスポーティーな感じはあまりないですね。
交換後は雰囲気が一新される事でしょうね。
交換に採用されたホイールは、『ENKEI Racing GTC02』です。
LEXUSのTPMSは取り付け確認が出来ており、M14のホイールボルト車も対応しているホイールで、何よりもスポーツデザインがカッコいいです!
デザインのルーツはSUPER GT直系で、それをストリート用に最適化した高性能ホイールです。
鋳造ホイールで鍛造ホイールよりリーズナブルで、ENKEIのスポーツホイールという事で軽さも魅力です。
「軽いホイールって強度が心配・・・」って声が聞こえてきそうですが、御安心下さい。
ENKEIは数多くのカーメーカー純正ホイールを製造しているホイールメーカーです。
メーカー純正部品というと、安心感が違いますよね。
今回は純正ではないですが、「交換するなら信頼できるメーカーがいい」という事であれば、純正部品を手掛けているENKEIを候補に入れて頂ければと思います。
少し話が逸れてしまいましたが、作業を進めます。
ホイールボルト車という事で、ハブとホイールの隙間が純正ホイール使用時と同様になる様にハブリングを取り付けます。
今回のホイールのハブボアが75φだったので、一般的な76φが使えずENKEIのオプションパーツを使用します。
ホイール取り付け時はホイールセッティングボルトを使用するので、ホイールのボルトホールやブレーキキャリパーに傷が入る事は少ないと思いますが、ホイール取り付け精度向上の意味でもあった方がいいパーツですね。
意外とナット取り付け仕様のお車では、ハブリングを付けていない方が多い印象です。
取り付け時にそんなに困らないからだと思いますが、ハブリングを付ける場合と付けない場合では高速走行時等でのフィーリングに違いが出易いと思いますよ。
そんなハブリングを取り付けたら、ENKEIの方にTPMSを移植してタイヤを組み直して、いざホイールの取り付けへ!
と行きたい所ですが、ここでも注意点です。
LEXUS純正ホイールボルトはボルト座面が今回のホイールには合いません。
という事で、ボルトとロックボルトを必要数用意します。
※ロックボルトは必要な場合のみでOKです
今回はKYO-EIのラグボルトをチョイスしました。
カラーはホイールに馴染みやすいブラックです。
首下長さの適合が分からず、ホイールメーカーに問い合わせても、「ホイールのマッチングデータはあるけど、ボルトまでは・・・」という事でしたので、現車確認でボルトの長さを選定しました。
なのでホイールを付けるまでに、少しお時間を頂きました。
あとはそれらのボルトとロックボルトを使ってホイールを慎重に取り付けたらホイール交換の完成です。
(付属のデカールは経年劣化による色褪せ等を考慮し、使用していません)
ホワイトのボディカラーにマットブラックのホイールで、一気にスポーツ感が増しました。
純正対向ピストンの大型キャリパーも、ホイールがよりダークカラーになった事と、スポークの隙間が増えた事で、色味と露出面積拡大の双方でより目立つ様になりました。
色はさておき、スポークが細くてブレーキローターがほぼ丸見えと言っていいくらい、これだけの隙間があるので、ブレーキの冷却・・・というよりは放熱性能も向上しそうですね。
そんな見た目も性能も申し分ないホイールを付けて、テンションが上がるのは間違いないですが、今後の注意点として、キャリパーとスポークのクリアランスがクレジットカード1枚分の隙間もありません・・・
紙幣が1~2枚?くらいのクリアランスです。
ホイールの脱着は少し神経を使う形になりました。
横着して雑に外すと、確実にキャリパーとホイール双方に傷が入る事でしょうね。
エアロも付いててジャッキアップポイントの目視がし難くなってますので、恐らく御自身で外されることはなく、ホイール脱着を伴う作業は当店でする事が多いと思いますww
なのでオーナー様が気を付けて頂くのは、ホイールサイズ変更で僅かに外側にオフセットしたので、幅寄せ(コインパーキングなど)等で、擦らない様にして頂く程度です。
作業時の損傷のハラハラドキドキは、僕達作業者が体感する事になるでしょうねww
まぁでも何事もなく付けば何も問題ないので、今後もキャリパークリアランスに注意して作業させて頂こうと思います。
そんな感じで、今回のホイール交換は完了です。
マットブラックを選んだ事により、エアロパーツとの協調性に磨きが掛かりました。
純正ホイールも悪くはないんですが、こういう作業をするとやっぱり、パーツや色味は組み合わせるバランス次第という事を強く感じます。
大抵はバランスが悪くなるよりは、良くなるんですけどねww
純正から部品を交換したり追加したりすると、バランス的に次はあれを・・・となる事が多いですが、それが今回の場合はホイール交換に至ったといった感じでしょうか。
ENKEIに限らずホイール交換はコクピットさつま貝塚までお気軽に御相談下さい。
ホイールのみでも新品タイヤ込みでも大丈夫ですよ。