2022年5月28日
南大阪のタイヤ屋さんのコクピットさつま貝塚です。
タイヤ屋さんですがサスペンションキットの交換もさせて頂いてます。
本日はそんなサスペンションキットの取り付け作業です。
お車はENKEI92を履いているコチラのモコです。
ドレスアップの定番のホイール交換は既に行われているのですが、インチアップにより車高が気になるところではありますね。
なので、車高を下げる為にパーツを用意致しました。
車高ダウンの方法は色々ありますが、今回は王道の車高調キットにて車高を下げます。
オーダー頂いたのは『CUSCO STREET A』です。
コチラの車高調は純正アッパーマウントを使用するので、年式を考えると交換必須なのでアッパーマウントやベアリング等の消耗部品も準備しました。
更に車高調キットとは別売りの調整式ラテラルロッドも取り付けますので、リヤのホーシング位置ズレも矯正します。
車高を変化させる時には調整式ラテラルロッドは必須ですね。
交換するパーツの確認が済んだ所で、早速取り掛かって参ります。
まずはフロントです。
シャーシブラックで真っ黒になってるので、劣化度合いが不明ですがお車の生産から一度も交換されていない事を考えると、相当な劣化の進み具合だと思います。
アッパーマウントも外してみないと何ともいえないですねww
取り敢えず片側が外れたので、見てみましょうかね。
バンプラバーは既に朽ちてる部分がありますね。
アッパーマウントも既に限界を主張しており、ゴムマウントはクラックまみれです。
新品を用意してるので分解の必要はないですが、確認の意味で分解します。
結果はベアリングは摩耗で若干音が出て、アッパーマウントのゴムマウント部は痩せて隙間が開いて、バンプラバーはその内ボロボロ崩れて気付いたらバンプラバーレスになりそうです。
ローダウン以前にサスペンションのリフレッシュとしても今回の作業は価値がありますねww
分解した部品は後々処分行き決定ですが、気にせずに車高調に新品純正部品を組み付けていきます。
スプリングのセット荷重は一旦CUSCO基準にてセットしました。
純正部品とのドッキング後はお車に取り付けるだけですね。
アッパーマウントは純正ですが、減衰力調整ダイヤルが付いた分見た目は少しだけ変化しましたね。
フロントが終わったらリヤに移ります。
リヤもシャーシブラックで真っ黒ですね。
フロントもリヤもこれだけシャーシブラックまみれになる程なので、元は相当錆びてたのかと疑いたくなりますね。
単純に錆予防で錆びてしまう前に吹き付けてるだけなら問題ないですが・・・
リヤもスプリングセット位置はCUSCO基準値です。
フロントと同様にショックアブソーバーが太くマッチョになりましたww
純正よりも余裕のある走りが期待出来ます。
コンフォートタイプなので乗り心地やしなやかさにも期待です。
車高調キットが付いたらタイヤ・ホイールを付けて、左右のタイヤとボディの位置関係をチェックします。
推奨値で車高をセットしても、構造を考えると当たり前ですがやっぱり多少はホーシングが寄りますね。
そこでCUSCOの調整式ラテラルロッドの出番です。
ターンバックルなので車体に付けたまま調整が可能です。
調整部分もパーツの中央なので、両端に固定ナットが付くタイプより作業性が高いですね。
ローダウンに合わせて何度かラテラルロッドの長さの調整を繰り返して、ようやく作業が一通り完成です。
そして出来上がったのがこのスタイリングです。
ダウン量は推奨値ですが最初よりはグッと下がって、ホイールとのバランスも良くなり纏まり感が出ました。
アライメント調整は後日しっかりと行う予定なので、厳密にいうとまだ作業は未完成です。
この状態で暫く走行して馴染ませて頂き、アライメント調整時に車高をどうするかといった感じですね。
走る場所や駐車場の兼ね合いで、車高が低過ぎてダメだったり、逆に意外と問題なさそうでもう少し下げたい等々、人によって設定車高は様々です。
馴染ませる意味合いもありますが、走って頂かないと最終的な車高は決めきれない事もありますよねww
完成後にスタッフが店舗の外周をちょろっと走っただけでは、異音等の確認くらいしか参考になりませんww
オーナー様が良く走るルートで確認して頂くのが、車高を決める為の一番の基準になります。
でもまぁ、車高が低くても問題ない環境でお車をお使いの場合は、車高は最初に希望のダウン量でセットしてから再調整する事は無い場合が多いですが・・・
最後に作業前後の見栄えです。
【BEFORE】
【AFTER】
やっぱりホイールをインチアップするとローダウンした方がしっくりきますね。
サスペンションキットの交換はコクピットさつま貝塚までお気軽に御相談下さい。