2022年4月22日
南大阪のタイヤ屋さんのコクピットさつま貝塚です。
本日の作業紹介は、車体剛性アップパーツ取り付けです。
お車は先日ラテラルロッドを交換させて頂いたこちらのアルトです。
ちょくちょくパーツ交換の御相談を頂くのですが、ひと昔前と比べてかなりパーツラインナップが減っている様に感じます。
そんな中、今回はロワアームバーを取り付けたいと御相談を頂き、探してみた所全然ないんですよねぇ。
唯一探し出したのが『CUSCO ロワアームバー Ver.2』です。
車体の左右だけではなく縦方向も補強する、「箱(四角)」タイプの補強バーですね。
固定箇所が多くなる分左右だけより効果は高まりますが、その分ボルトの位置合わせ等が大変です。
大変ですが早速取り掛かっていきます。
スタビライザーは社外品に変更されてますが、ノーマル然とした感じで下廻りはスッキリとしたものですね。
CUSCO製品なのでフィッティングも問題なく、取り付けは通常で考えるとあっという間なんですが、こちらのお車はコアサポート下部(ラジエーター等のマウントフレームの様な物)がHITしており(サーキットでのコースアウトかな?)、大幅に変形していたので、取り付けは困難を極めました・・・
しかし大手術の末に何とか取り付け出来ました。
社外フロントパイプに交換されてましたが、クリアランスも問題なく付きました。
これで剛性アップですが、剛性アップした分で今後は下廻りがHITすると衝撃が色んな所に突き抜けそうですww
とはいえ何とか付きましたので、ユーザー様には剛性アップを体感して頂けると思います。
取り付けにあたり極端ではないものの、アライメントが変化してしまいそうなので、念の為にアライメント調整も同時に行います。
やっといてよかったという感じで、トーが少し過度についていてキャンバーも左右差が出ていました。
過去にキャンバーボルトも取り付けさせて頂いてるお車なので、キャンバーもトーもしっかり修正させて頂き、ロワアームバー取り付けとアライメント調整作業は何とか終了です。
大手術により予定時間を大幅に超えてしまいましたが、予定作業は完了出来ました。
下廻りのブレースバーは1G状態で取り付けてますが、それでも多少のアライメント変化が起きる場合もあります。
市販車なので多くのアーム関連パーツがゴムブッシュで、捩れ方などが作業前後で多少変わってしまうので仕方ありません。
少しでも気になる方は特に、ブレースバー取り付け時にアライメント調整も行う事をお勧めします。
コントロールアーム等のゴムパーツを介さないブレースバーでは、アライメントは不要とは思いますがww
ボディ補強入門編のストラットバーや、物足りない方はフロアバーやロワアームバー等々、ブレースバー取り付けはコクピットさつま貝塚までお気軽に御相談下さい。