2022年4月11日
南大阪のタイヤ屋さんのコクピットさつま貝塚です。
本日の作業紹介はラテラルロッドの交換です。
リフトアップやローダウンを行うとズレてしまうアクスルですが、調整式ラテラルロッドに交換する事で修正が可能です。
交換するのはこちらのHA23型アルトです。
御覧の通りのローダウン車両です。
現状はアクスルのズレは殆どないのですが、「純正加工ラテラルロッド」が車両購入時から装着されており、近くで見ると・・・
恐らくですが一旦切断して短縮加工し、ハブスタッドボルトを溶接し、中空パイプに雌ネジを切って長さ調節をされていたのではないかと思います。
ターンバックルではないので、調整時はラテラルロッドを外す必要があり、緩み防止のウェーブワッシャー等も入ってないので、緩み易いのは勿論ですが、それ以上に溶接したボルト径が細いので走行中に折れる心配があります。
不安解消の為に新たにラテラルロッドを用意致しました。
純正ではローダウンに対応出来ないので、今回はシルクロード製の調整式ラテラルロッドを取り付けます。
車体に取り付け後でも、ターンバックルなので調整はラテラルロッド本体の脱着が不要です。
しかも固定ナットは緩み難い様に対策もされています。(というかそれが普通ですよねw)
取り付け部分の両端はピロボールではなくゴムブッシュ製なので、走行中の異音も発生し難くストリート走行メインでの重要なポイントですね。
ターンバックルのネジ径も純正加工品より遥かに太く、折れる心配は無さそうですよね。
では早速取り付けます。
本来は取り付けてから長さ調整を行いますが、今回は純正加工品装着状態で位置が丁度いい感じなので、外したラテラルロッドの長さに合わせて取り付けます。
仮装着してみるとやっぱり長さはドンピシャだったので、気分的には調整不要という感じですww
調整は不要だったので最後に各ボルトナットを本締めしたら作業は完了です。
そんな感じでラテラルロッドの交換は無事に終えました。
外したラテラルロッドですが、振動で緩んでいたのか車体から外すと、ロックナットを緩める事無く手でクルクル調整が出来てしまう状態でした。
探しても商品がない場合は「ワンオフ」で作成しないといけませんが、既製品があるならば突貫工事で自作せずに、安全な既製品の取り付けが安心ですね。
この様にローダウンは車種やサスペンション構造によってサスペンションキットだけでは部品が足らず、買い足さないといけない場合もあります。
ラテラルロッド等のサスペンションパーツの追加取り付けも、コクピットさつま貝塚までお気軽に御相談下さい。