2021年10月19日
三菱ランサーエボリューションⅦ(CT9A)、所謂ランエボⅦです。
ランエボと言えば三菱の代表車種といっていいくらいメジャーなお車ですね。
ベースモデルにあたるランサーやランサーセディア等もありますが、やはりランエボは別格の気がしますね。
そんなランエボⅦに今回は車高調整式サスペンションキットを取り付けます。
使用するのはこちらの『HKS HYPERMAX S』です。
伝統のHYPERMAXシリーズの新商品です。
新開発のアドバンスドバンプラバーの採用等、新技術も盛り込まれており、従来品より柔軟性やしなやかさも高められた製品となっております。
シリンダーはHYPERMAXシリーズ伝統の単筒式で、ブラケットはアルミ製です。
トップマウントのHKSロゴがレーザーマーキングだったり、美観にも拘ったモデルです。
その他の機構も新しいものがありますが、この場では割愛させて頂きます。
詳しくは商品情報で紹介させていただいておりますので、気になる方はそちらをご覧下さい。
さてそんな車高調を取り付けるにあたり、まずやらないと進まないのが純正品取り外しです。
名車とはいえ経年劣化には抗う事が出来ず、年数相応のヤレが見受けられます。
フロントに関してはショックアブソーバーアッセンブリーで外してみると、スラストベアリングが劣化してガタはないもののベアリングが瘦せてしまってる様な感じです。(手でアッパーマウントを回した感触です)
外観では錆も多く見受けられますね。
リヤも同様に錆などの劣化は見受けられますが、フロントよりは軽度の様に見えますね。
今回はHKS推奨値の減衰力と車高での取り付けなので、メーカー出荷状態で増し締めのみ行って取り付けます。(出荷状態が推奨値ではないメーカーもあるので、念の為に各寸法は計ってます)
【フロント】
ストラット式ゆえ付け方次第でキャンバー左右差等が発生し易いので、左右共に位置関係に注意しながら組み付けます。
【リヤ】
リヤも勿論推奨値で取り付けます。
ヘルパースプリングのシート位置等を含め、全て推奨値です。
この状態で試運転させて頂きましたが、従来のHYPERMAXシリーズに比べて明らかに乗り心地が良くなった様に感じます。
従来モデルはコンフォートよりもスポーツの部分の性能を重視している感じで、追い込むといい感じなんですが市街地等の低速域ではゴツゴツ感を感じました。
それがHYPERMAX Sだと市街地でのしなやかさが断然よくなった様に感じます。
車高調が新品なので、いきなり追い込む様なラフな運転は出来ないので、低速域のみの感想ですが、これはワインディングや高速道路等での追従性への期待が高まります。
※乗り味の感じ方は個人差がありますので、参考程度にお考え下さい。
今回はアライメントまで一気に作業させて頂きました。
きっちりと気を付けながら作業しても、サスペンションパーツの交換では流石にアライメントの数値はバラバラになりますねw
ですがランエボは純正での調整箇所が割と多い方で、補正がそこそこ出来ます。
ただフロントのタイロッドエンドロックナットが錆びて動かないのには焦りましたが・・・
リヤにも調整機構があるので、可能な限り補正します。
ローダウンも度が過ぎると、純正調整機構では調整幅が足りなくなりますが、今回の車高では何の問題もありません。
最後に作業前後の外観ビフォーアフターです。
【ビフォー】
【アフター】
運動性能等も考慮すると、あまり下げ過ぎないこのくらいの車高がベストだと思います。
セダンとはいえ、スポーツカーなので運動性能は大事だと思いますww
街乗りからサーキット走行まで幅広く対応可能なHYPERMAX S、ナンバー付き車両でサーキットも楽しむならオススメですよ。
南大阪にお住まいでサスペンション交換をお考えの方は、コクピットさつま貝塚までお気軽にご連絡ください。
当店はHKS製品正規取扱店です。